覚えておきたいSNS時代の『災害マップ』『災害情報サイト』
KNNポール神田です。
2024年の元日から震災、津波、2日には飛行機事故、3日には山手線での刃物…と2024年を覚悟せよ!と思うほどの正月であった。2024年、元旦の16時台のテレビ番組は、石川県のマグニチュード報道への番組と一斉に切り替わった。その後の正月用の特別番組は、すべて震災報道番組へと切り変わった。その後も通常放送になれど、震災テロップは表示されたままだった。もしも、大晦日の12月31日に発生していたら『紅白歌合戦』も、きっと中途、解散で、お蔵入りになっていたことだろう。
■NHKが見せた『公共放送』としての『チカラ』
テレビ番組リアルタイム視聴率の『ティーバルナウ』
https://tval-now.switch-m.com/
筆者は、NHKに対して批判的なポジションを取ってはいるが、今回の震災に対しての報道は公共放送のあるべき姿を追求していたと感じた。
16時10分の地震発生直後から、NHKの視聴率が上がり、その後も10%はキープしている。他局の民放も同様に地震関連情報へと切り替わったが、NHKが、圧倒的なメッセージを発していた。それは、NHKの過去の猛省からだった。
NHKハザードマップ
https://www.nhk.or.jp/kishou-saigai/hazardmap/
国土交通省ハザードマップ
■『東日本大震災を思い出してください!』の連呼の効果
「東日本大震災を思い出してください!」「命を守るため、一刻も早く逃げてください!」「周りの人にも避難を呼びかけながら逃げてください!」の強い口調が特徴的だった。
これは東日本大震災からの教訓の『マニュアル』があったからだ。
それは、『インフォメーションからコミュニケーションへ』や、
『ふだんのニュースは理性で伝える。緊急報道は感性に訴える』だった。
そして、何よりもインパクトのある言葉は、津波を過小に評価させない
『東日本大震災を思い出してください!』の言葉だった。
これを繰り返していたからこその、津波の前の緊迫感のある口調となった。
https://note.com/nhk_syuzai/n/nadc4f357d7f9?magazine_key=mb9bcb6f41c94
■読売新聞 令和6年能登半島地震被災状況マップ
新聞サイトのまとめサイト 時系列でヴィジュアルで確認できる。
https://storymaps.arcgis.com/stories/f9dc1fce8ce3421d92b97a8bf2e697b1
新聞社の情報をまとめてふりかえりできるようなサイトはとても振り返る時に参考になる。
■気象庁のオープンデータも特設ページを設置
気象庁
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html
https://twitter.com/JMA_bousai
https://www.youtube.com/channel/UCajQ4ZQJrgwSxkF6xaCfrRw
気象庁のサイトで公開されている石川県のデータだ。佐渡島まで到達しそうなラインが継続的に続いている。
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#8/37.476/137.917/&contents=hypo
テレビやマスコミからの受け身の報道だけでなく、自分で気象庁のサイトなどでも自主的に確認もできるようになっている。
気象庁:令和6年能登半島地震の関連情報
https://www.jma.go.jp/jma/menu/20240101_noto_jishin.html
https://twitter.com/JMA_bousai/status/1742516435073802441
■LINEヤフーの『災害マップ』はユーザーからの投稿で現地の今がわかる
https://weather-report.yahoo.co.jp/map/
『災害マップ』はユーザーから投稿された災害の周辺状況をリアルタイムに確認できる。
石川県の情報もリアルタイムに投稿されている
https://weather-report.yahoo.co.jp/map/?lat=36.97&lon=137.06&z=9&popup=on&dosha=on&flood=on&hazard=off&evac=on&list_view=off&p_all=on&p_report_type=flood_disaster
非常事態になった地域で投稿することができる。
Yahoo!防災速報アプリ
https://emg.yahoo.co.jp/
能登半島地震 最新情報まとめ
https://news.yahoo.co.jp/pages/20230101a
■TOYOTA通れた道マップ
https://www.toyota.co.jp/jpn/auto/passable_route/map/
災害時のマップサービスや関連情報サービスは、政府のサイトでも確認した上でまとめて情報提供するのはどうだろうか?