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身長163センチの7年目外野手 チャンスをつかみ7月の打率4割9厘/安田権守復帰<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
今月好調のキム・ソンユン(写真:サムスンライオンズ)

30日のKBOリーグは1試合が14時開始、4試合が17時開始で行われた。

デーゲームのキウムヒーローズ-サムスンライオンズ(コチョク)は、サムスンが初回に相手投手の7四死球などで打者一巡。6点を挙げ、さらに2回に3点を追加し序盤に大きくリードを奪った。試合はサムスンが10-6で逃げ切った。サムスンの先発ペク・チョンヒョンが5勝目(5敗)を挙げている。

サムスンは2番のキム・ソンユンが4打数2安打2四死球。1打席目にバントヒットで出塁。8回には鋭い打球で三遊間を破り、3試合連続となる今月7度目の複数安打となった。また8回に今季8個目の盗塁を決めている。

キム・ソンユンは高卒7年目の24歳。昨季、外野の控えとして出番を増やし、今季は自己最多の60試合に出場している。7月に入って先発出場を増やし、7月を44打数18安打、打率4割9厘の好成績で終えた。

チームの3年後輩キム・ジチャンと並び、リーグで最も小柄な身長163センチのキム・ソンユン。最下位のチームを全力プレーで盛り上げている。

◇7月30日(日)の結果

・トゥサン 0 - 10 LG(チャムシル)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:ブランドン

・キウム 6 - 10 サムスン(コチョク)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:チャン ジェヨン

・SSG 6 - 1 ハンファ(インチョン)

 勝:オ ウォンソク

 敗:キム ボムス

・KIA 6 - 3 ロッテ(クァンジュ)

 勝:パノーン

 敗:ハン ヒョンヒ

・NC 2 - 5 KT(チャンウォン)

 勝:ベンジャミン

 敗:シン ミンヒョク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「移籍のチェ・ウォンテが白星」

29日にキウムヒーローズからLGツインズに移籍となったチェ・ウォンテが、トゥサンベアーズ戦に先発。6回75球を投げて散発2安打、無四球無失点で移籍後初白星となる7勝目(4敗)を挙げた。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

KIAタイガース戦に2番レフトで先発出場。右ひじの手術後、58日ぶりの1軍出場となった。1打席目空振り三振、2打席目セカンドゴロ、3打席目はゴロを処理したショートの一塁への悪送球で出塁。4打席目セカンドゴロ、5打席目はセカンドゴロ併殺打だった。5打数無安打。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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