「C・ロナウドの弱点は…」ユベントスとの親善試合を前に“チームKリーグ”のモライス監督が語ったこと
元Jリーガーのキム・ボギョンとパク・チュホも選出
日本ではバルセロナとチェルシーの来日が、サッカーファンの間で大きな関心事となっているが、韓国にもビッククラブがやってくる。
クリスティアーノ・ロナウドが所属するユベントスだ。
ユベントスは日本でも知名度抜群の人気クラブで、ロナウドのファンも多い。今日26日、20時からソウルワールドカップ競技場でユベントスが親善試合を行う。
対戦するのは、Kリーグ各クラブからファン投票で選ばれた“チームKリーグ”だ。
今回、選出されたプレーヤーの中に残念ながら日本人選手はいなかったが、Jリーグでプレーしたことがあるパク・チュホ(蔚山現代)やキム・ボギョン(蔚山現代)が選出されている。
チームKリーグの監督を務めるのは、全北現代のジョゼ・モライス監督。
ユベントスが韓国に訪れるのは、試合当日という過密スケジュール。というのも、夏のプレシーズンツアーで、21日にシンガポールでトッテナム、24日中国でインテルと戦い、今日Kリーグ選抜と対戦ということになった。
ユベントスが試合当日に到着ということもあって、前日会見と公開練習はチームKリーグのみとなった。
会見に出席したのは、韓国代表GKチョ・ヒョヌ(大邱FC)とFWイ・ドング(全北現代)、モライス監督の3人。
「イ・ドングには脅威となるプレーを期待」
そこで韓国の記者から、監督に向けてこんな質問が飛んだ。
「C・ロナウドの弱点があれば教えてほしい」
モライス監督は2009~2010年までレアル・マドリード(スペイン)でモウリーニョ監督の下、首席コーチを務めたことがある。
その当時、C・ロナウドがレアル・マドリードでプレーしていたため、モライス監督もよく知っているだろうという意味で投げられた質問だった。
モライス監督はこう答えた。
「彼はとてもいい選手だし、旧知の仲だ。正直、弱点を探すのは難しい。また、身体的にも精神的にも強い選手だ。ロナウドと対戦するのは、どのチームもどの選手もとても難しい」
さらにモライス監督は、韓国選手の中で期待している選手としてイ・ドングを挙げた。
「イ・ドングがシュートして、GKブッフォンが止めるシーンを見てみたい。イ・ドング選手にはユベントスの脅威となるプレーを期待している」
そんなイ・ドングは「Kリーガーとして責任感を持って戦いたい。ファンが楽しめる試合を見せたい」と意気込む。
チョ・ヒョヌも「ロナウドのシュートを止めることもできるだろうし、失点することもあるでしょう。だが、誰がシュートを打っても100%止める準備はできている。ファンもそのつもりで自分を選んでくれたと思う。共に試合をできることに大きな意味を見出したい」と語っていた。
オンラインで発売されたチケットは“ロナウド効果”もあって、約2時間で完売したという。今日の20時からキックオフする注目の一戦。どちらに軍配が上がるのか注目したい。