春の赤ちゃん、何を着せて寝かせればいい?着せすぎには注意【専門家解説】
春は三寒四温ともいう通り、暖かい日もあれば寒い日もあって大人でも服装が難しいですよね。赤ちゃんに着せるものとなれば、なおさらかもしれません。
この記事では『すぐ寝る、よく寝る 赤ちゃんの本』著者の乳幼児睡眠コンサルタントねんねママが、そんな春の赤ちゃんの寝る時の服装として、どのような基準で考えていけば良いかを解説していきます。
春の赤ちゃんパジャマ、注意点
春といってもまだまだ寒い日もあります。だからこそ、日によって調整することが大切です。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟で、2歳ごろまでは大人のように上手に体温を調整することができません。もし暖かい日にも関わらず、まだまだ冬のようなモコモコの服装をしたままだと、暑さと共に体温が上がりすぎてしまうリスクも考えられます。
乳幼児突然死症候群(SIDS)と呼ばれる赤ちゃんが突然亡くなってしまう病気は、はっきりとした原因はわかっていませんが、温めすぎによる過度な体温上昇がそのリスクの1つであることが指摘されています。
あわせて、窒息による事故を防ぐためにも0歳児には掛け布団を使用しないようにすることも注意が必要です。まだまだ夜間は冷える日もあるので、スリーパー類を活用するようにしましょう。
生後3ヶ月以下の赤ちゃんにはスリーパーは大きすぎる可能性もありますので、おくるみを活用していただくことをおすすめします。
おくるみを巻くのが難しい、すぐに解けてしまう、という方にはワンタッチタイプの便利なアイテムがおすすめです。
春の服装例
室温20度の場合
半袖肌着 + 長袖パジャマ + 4〜6重ガーゼスリーパー
上記が一例になります。肌着も長袖、パジャマも長袖を着せている方も多くいらっしゃいます。お子さん自身が快適に過ごせていれば問題ありませんが、少し暑い可能性もあるので、暑がって寝返りが増えていないか、背中やお腹のあたりが汗をかいたように湿っていないかなど確認してみてください。
室温22度の場合
薄手の長袖パジャマ + 4〜6重ガーゼスリーパー
上記が一例になります。例では下着を外してしまっていますが、下着を着用する場合はタンクトップなど薄手の袖のないものがおすすめです。
薄手の長袖パジャマとは生地の薄い綿素材のパジャマ(キルティングなど厚手のものではない)のイメージです。
室温24度の場合
半袖パジャマ+ダブルガーゼスリーパー
上記が一例になります。春の終わりから夏に入ってくる頃はこのような服装になってくることも増えるのではないでしょうか。スリーパーもこれまでご紹介したタイプとは異なり、薄手のダブルガーゼのタイプに切り替えます。
暑いと寝苦しく、夜泣きの原因になりかねないので、快適な服装と室温を整えてぐっすりねんねを目指してくださいね♪
上記以外の室温時の1度刻みの服装例は下記の記事で紹介しています。
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