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大学中退後に独立リーグと軍入隊を経た24歳 5度目の決勝打を放って接戦制す<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝打を放ったファン・ヨンムク(写真:ハンファイーグルス)

9日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

ハンファイーグルス-キウムヒーローズ(テジョン)はハンファが先制するも、6回にキウムが逆転。ハンファは4-5で7回裏を迎えた。

2死後、ヒットと四球2つで満塁のチャンスを作ると7番ファン・ヨンムクがショートの頭を越えるヒット。二者が還ってハンファが6-5と逆転に成功した。ハンファは8回にも1点を追加し7-5で勝利を収めた。

決勝打のファン・ヨンムクは大学中退後、独立リーグでプレー。軍入隊後、再び独立リーグで活動した後、今季プロ入りを果たした24歳だ。セカンドまたはショートで出場機会をつかんで85試合に出場し、規定打席不足も打率3割4厘を記録している。

ファン・ヨンムクの決勝打は、主力選手と肩を並べるチーム2位タイの5度目となった。

映像:ハンファの7回裏の攻撃(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇8月9日(金)の結果

・LG 10 - 9 NC(チャムシル)

 勝:イ ジガン

 敗:ヨキッシュ

・SSG 11 - 13 トゥサン(インチョン)

 勝:キム テクヨン

 敗:キム テクヒョン

・KT 10 - 6 ロッテ(スウォン)

 勝:ベンジャミン

 敗:パク セウン

・ハンファ 7 - 5 キウム(テジョン)

 勝:ハン スンヒョク

 敗:ヤン ジユル

・KIA 9 - 8 サムスン(クァンジュ)

 勝:チャン ヒョンシク

 敗:オ スンファン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「各球場、点の取り合いの接戦に」

9日は4チームが2ケタ得点。1点差ゲームが2試合、2点差が2試合と点の取り合いの接戦の試合が多い日となった。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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