Nintendo Switch後継機、最後のリーク?「RAMは3倍、内蔵ストレージが8倍」の可能性
任天堂はNintendo Switch後継機(以下「スイッチ2」)を今期中、つまり2025年3月末までに公式アナウンスすると予告しています。その期限が近づくにつれ様々な情報が出てきているなか、2つの重要な手掛かりがネット上に登場しました。
1つは、大手掲示板Redditに投稿されたスイッチ2のマザーボード(メイン基板)と称する画像です。
投稿者はそれ以上のコメントをしていませんが、Redditや任天堂ファンのコミュニティFamiboardsにて有志らが分析を試みています。ざっくりした内容は、次の通りです。
搭載チップは5nm、高性能かつ省電力
「NVIDIA」のロゴがあることから、噂通りT239チップを搭載。現行スイッチのTegra X1よりもはるかに高性能です。
またチップ面積から、前に推測された7nmや8nmではなく、5nmプロセスの可能性が高い。プロセス=回路線の幅であり、小さくなるほど処理速度や省電力性がアップする傾向があります。要は「ゲームが処理落ちでモタつきにくく、バッテリー持ちがいい」可能性が高いです。
現行スイッチの3倍のRAMを搭載
SK Hynix製の6GB×2=12GBのDDR低電力メモリを搭載。現行モデルが(有機EL含めて)4GBですから、まさに3倍。そのメリットは「ロード時間が短くなる」「高解像度・高品質なグラフィック」「ゲームしながらチャット等のアプリ立ち上げ(マルチタスク)」といったところです。
内蔵ストレージは初代モデルの8倍
256GBの内蔵ストレージを確認。初代スイッチの32GBと比べれば8倍、有機ELモデル(64GB)の4倍となります。
USB-Cポートが上下に2つ
これまで不可能だった「下のポートで充電しながら、上のポートに有線ゲームパッドなど各種アクセサリーが接続」できるようになります
「ゼルダBOTWが4Kプレイ可能」の可能性も
もう1つが、任天堂が出願した特許です。これまで噂されたNVIDIA DLSS=内部解像度を低くしてシステムの負荷を下げ、AIアップスケーリングにより画面出力を底上げする技術を裏付けています。
この特許につき、ビデオゲームジャーナリストのローラ・ケイト・デール氏は次のように指摘しています。
- 使用例の1つが、全体的なゲームサイズを「小容量の物理メディア」に合わせて縮小すること。ネイティブ4Kテクスチャのゲーム容量は60GBになるところを、1080pであれば20GBで済むかもしれない。これにより、現行スイッチ用ゲームカードの最大サイズ32GBに収まる
- 特許で語られる全ての例が、540pから1080pまたは1080pから4Kへのアップスケールの速度と精度
- 任天堂のほとんどのタイトルのアートディレクション(グラフィックの方向性)は、DLSSとうまく連携するはず
より乱暴にまとめると「4Kゲームでもダウンロード時間が長くない/ゲームカードで店頭販売できる」「ゼルダBOTWなど、任天堂の既存タイトルが4Kでプレイできる」可能性があるわけです。
もしも「1月8日に正式発表」説が正しければ、もうすぐ答え合わせができそうです。