高校生でもわかる!シンポジウム「コンピュータグラフィックスとユーザインタフェースの数理」が開催決定
明治大学および明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)が主催する一般を対象とした公開シンポジウム「コンピュータグラフィックスとユーザインタフェースの数理」が11月20日(土)に開催されます。
開催日 : 2021年11月20日(土)13:00~15:45
開催方法 : リモート(Zoom Webinar)オンライン開催
事前登録制・聴講無料 申し込みはこちらから
現実と区別がつかないほどリアルだったり、これまで見たこともないような体験をもたらすコンピュータグラフィックス。このような多様な表現を可能にする一方で、コンピュータグラフィックスを制作するソフトウエアには一層の使いやすさが求められるようになりました。本シンポジウムでは、コンピュータグラフィックスの「表現力」とソフトウェアにおけるユーザインタフェースの「使いやすさ」を支える数理科学について、若手講演者たちが高校生でもわかるレベルで楽しく解説します。
総合数理学部先端メディアサイエンス学科長宮下芳明教授のTwitterからもこのシンポジウムの楽しそうな様子と意気込みが伝わってきます。
CGやUIにまつわる数理を高校生にでも楽しく理解できるよう解説
コンピュータグラフィックス(CG)と聞くと難しく思うかもしれませんが、いまやゲームやテレビ、映画などでなくてはならない存在。みなさんが目にしない日はないのではないでしょうか。
また、ユーザとシステムが情報をやり取りするインタフェースをユーザインタフェース(UI)といいます。使いやすいインタフェースを作ることは簡単なことではありません。最も優れたユーザインタフェースデザインは「存在していないかのように思えるもの、たとえ説明がなくてもどのように操作すればよいかがわかるもの」と言えます。iPhoneを購入したときに説明書がついていないにもかかわらず多くの人が直感的に使いこなせるのがわかりやすい例でしょう。そんな、「使いやすさ」を考える上では重要なユーザインタフェース。
これらの裏では、数理が関係していることをご存知ですか?
CGのキャラクタを動かすには、数学で習うベクトルを使います。キャラクタを回転させるためには行列を使います。放物線運動をさせるには、2次曲線や物理を使います。
そういった、CGやユーザインタフェースにまつわる「数理」の観点に目を向けて、高校生にでも理解してもらえるように噛み砕いて、説明をするシンポジウムです。
日頃、数学が好きな人、物理が好きな人はもちろん、「数学ってなんのために勉強しているの?」「いま習っていることは将来どのように役に立つの?(立たないんじゃないの?)」と思っている高校生のみなさん、ぜひ、シンポジウムに参加してみてください!もちろん、ちょっと難しいことに挑戦してみたい小中学生にも刺激になるかもしれませんよ。