CL決勝が最高のエンターテインメントになった理由とは
レアル・マドリー対アトレティコは、チャンピオンズリーグ決勝の歴史の中でも1、2を争う一戦だった。マドリーが後半のロスタイムに同点に追いつくエンタメ性の高い展開。レベルという点でも申し分なかった。
サッカーは基本的に足でボールを扱うスポーツだ。手でボールを扱うスポーツに比べ、ボールの操作において進歩の余地がある。それとサッカーの進歩とは密接な関係にあるが、サッカーゲームの戦い方も大きな影響を与えている。右肩上がりを支える重要な要素になっている。
トータルフットとボールを提唱し、20世紀最高の監督と言われたリナス・ミホルス、プレッシングサッカーを提唱したアリゴサッキ。サッカーの概念を大きく変化させた人物として、真っ先に出る名前はこの2人になるが、シメオネの名前も、何年か後、知っておかなければならない人物になるかもしれない。サッカーのゲーム性を向上させた人物として。
アトレティコは後半の途中まで、サッカー競技の可能性を広げてくれるような良いサッカーをした。従来からは拝めない、新鮮さに溢れるサッカーをした。
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