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CL決勝が最高のエンターテインメントになった理由とは

杉山茂樹スポーツライター

レアル・マドリー対アトレティコは、チャンピオンズリーグ決勝の歴史の中でも1、2を争う一戦だった。マドリーが後半のロスタイムに同点に追いつくエンタメ性の高い展開。レベルという点でも申し分なかった。

サッカーは基本的に足でボールを扱うスポーツだ。手でボールを扱うスポーツに比べ、ボールの操作において進歩の余地がある。それとサッカーの進歩とは密接な関係にあるが、サッカーゲームの戦い方も大きな影響を与えている。右肩上がりを支える重要な要素になっている。

トータルフットとボールを提唱し、20世紀最高の監督と言われたリナス・ミホルス、プレッシングサッカーを提唱したアリゴサッキ。サッカーの概念を大きく変化させた人物として、真っ先に出る名前はこの2人になるが、シメオネの名前も、何年か後、知っておかなければならない人物になるかもしれない。サッカーのゲーム性を向上させた人物として。

アトレティコは後半の途中まで、サッカー競技の可能性を広げてくれるような良いサッカーをした。従来からは拝めない、新鮮さに溢れるサッカーをした。

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スポーツライター

スポーツライター、スタジアム評論家。静岡県出身。大学卒業後、取材活動をスタート。得意分野はサッカーで、FIFAW杯取材は、プレスパス所有者として2022年カタール大会で11回連続となる。五輪も夏冬併せ9度取材。モットーは「サッカーらしさ」の追求。著書に「ドーハ以後」(文藝春秋)、「4−2−3−1」「バルサ対マンU」(光文社)、「3−4−3」(集英社)、日本サッカー偏差値52(じっぴコンパクト新書)、「『負け』に向き合う勇気」(星海社新書)、「監督図鑑」(廣済堂出版)など。最新刊は、SOCCER GAME EVIDENCE 「36.4%のゴールはサイドから生まれる」(実業之日本社)

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