その発想はなかった!10月新発売の伊右衛門「京都レモネード」に日本茶マニアも驚愕
どうもご無沙汰しております。日々、日本茶を探究している日本茶マニア、日本茶ナビゲーターTomokoです。
日頃から全国各地の日本茶を急須で淹れて飲んでいる私ですが、マイボトルを忘れた時や旅先などではペットボトル茶を飲むこともあります。
旅先ではその産地のご当地ペットボトル茶を飲むのも楽しみの一つなのですが、今回は自宅近くのスーパーやコンビニで見かけ、あまりにも気になって購入したのがこちら。
2022年10月18日発売のサントリー伊右衛門「京都レモネード」!
なぜ伊右衛門がレモネード???
一瞬何かの間違いかと思って二度見しましたが、日本茶ブランドの伊右衛門から登場したレモネードのようです。どういうことなのだろう?
気になって気になって仕方がないので、一本買っていざ実食!のレポートをお送りします。
あの超有名な日本茶ブランドが、なぜ?
伊右衛門といえば日本茶ペットボトルの有名ブランド。
パッケージにも「茶」のマークが入っていますが、お茶を押し出すことなく、レモンティーではなく、レモネード!
それも京都レモネード!
京都???京都とレモンが結び付きません・・・。
ネーミングで「京都」を前面に押し出している割に、京都のはんなり感は控えめなパッケージ。
どういうこと???
と疑問に思いながらペットボトルの側面を見てみると、そこに説明がありました。
「京都福寿園の茶匠が丁寧に仕立てたレモネード」とあります。日々日本茶を専門に扱う茶の匠がレモネードを作るとどうなるか?ますます惹かれます。
「ほのかに薫る緑茶で、すっきり心地よい後味に仕上げました」となると、緑茶がどのように活かされているのかとても気になります。
そして最後に「京都産茶葉使用」とあり、原材料にも緑茶が含まれていることがわかります。
これで京都レモネードの「京都」の謎が全て解けました。
ではどんな味なのでしょう?
京都レモネードをいざ実食!
期待に胸をふくらませてキャップを開けて香りを確認。レモンの香りの奥にほのかに緑茶が存在しているようないないような、それくらいのかすかな香りがします。レモンティーの香りではありません。
グラスに注ぐと、フレッシュなレモンを絞った色に似たにごりのある薄い黄色です。レモンの香りがふわっと広がります。
香りと味をしっかり感じたいので常温でいただきます。
口に含んだ瞬間は甘さ控えめのレモネードです。炭酸は入っていません。
ごくんと飲みこむ瞬間に、鼻に抜ける緑茶の香りと舌に残るほんの少し感じるか感じないかくらいの苦渋味で、緑茶が入っていることがわかります。
パッケージの説明や原材料を見ずに飲んだら、緑茶に気づかないかもしれません。
酸味も苦渋味も強くなく、説明にあるとおり後味がすっきりしていておいしいです。喉が渇いているときや仕事や勉強の合間のリフレッシュにも良さそうです。大変気に入りました。
柑橘とお茶のマリアージュ
以前から、紅茶にレモンを入れたレモンティー、紅茶の茶葉に柑橘のベルガモットの香りを加えたアールグレイなど、紅茶と柑橘の相性はとてもよく世界中で親しまれてきました。最近は緑茶と柑橘を合わせる例も時々見られます。
でもどの場合もこれまではお茶が主役で柑橘が脇役のような形でした。
伊右衛門の京都レモネードはそれを覆し、レモネードに緑茶を少し加えることで甘ったるくないキリっとした飲みやすいレモネードに仕上げています。
その発想はなかった!と新鮮に感じ驚きました。
日本茶飲料の今後に期待
今はペットボトル飲料もたくさんあり、新製品がどんどん出ています。中でも一番売れているのはお茶のペットボトルだそうです。
たまには甘いのも飲みたいけど甘すぎるのは苦手という方には京都レモネードのような飲み物がよいのではと思います。
また、日本茶のペットボトル飲料を見ていると、うま味が求められているのか、どういう茶種や茶葉が使われているのかなど、その時々の日本茶のトレンドがわかることがあります。
これからはお茶に何かを入れるのではなく、他の飲み物にアクセントとしてお茶を入れるものが増えてくるかもしれませんね。
ますます広がる日本茶の楽しみ方に今後も目が離せません。