【姫路市】束ねた生花に愛を込めて。スワッグのワークショップには、花を贈るのが苦手な男性のための部も
花や植物を束ねて作る壁飾り、スワッグのワークショップが定期的に開かれていると聞いて、姫路市忍町「シェアキッチンourhour(あわあわ)」へ向かいました。今回が2回目。毎回、花を贈るのが苦手な男性のための部「Danka(男花)」も設けてあります。次回の開催は10月22日で、申し込み受付中。当日はスワッグの購入のみの来店も可。
ドライになっていく過程も楽しめる
ワークショップの2部を見学。参加者は女性2人、男性1人の3人で、それぞれ姫路市、丹波篠山市、たつの市から。「スワッグが好き」「前回は夫が体験したから自分も」「触れたことのない分野に挑戦したい」とさまざまな理由です。講師は姫路市青山でアトリエPelangi(ペランギ)を営む三品由賀里さん。
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8月下旬の開催だったので、二十四節気「処暑」の時期の花材を用います。アナベルや月桃の実、ローゼル……、聞いたことのない名前が多いな。
フラワーリストに添えられている花言葉が興味深くて。「栄光」や「新しい恋」だなんて、よきよき。
三品さんが束ねるときのポイントを説明していきます。「立体的にするには長いものを後ろへ。だけど思うままにでOK」
生花を使うのが三品スタイル。ドライフラワーをアレンジしていくのではなく、生花を束ねて壁に飾り、ドライフラワーになっていく過程をも楽しめます。
三品さんはシックな色合いの花材を選んでいると話し、その中でも「明るく見せたいか、渋く見せたいか」によって束ね方も変わっていきます。
悩む参加者。
しかし、三品さんからちょっとしたアドバイスを受けて、一部分をくるんと巻いてみたり、長さが出るよう1本を引き上げてみたりするとイメージに近づいていくようです。瞬時の判断で素早い手の動き、千姫はこの現象を「三品マジック」と名付けました。
途中、机に置いて仕上がり具合を確認。
麻紐2種、スウェードのリボンから選んで、束ねて。
完成。
人となりが見事に作品へ反映
同じ花材なのに、三者三様。
センスが問われますね。センスといっても「何をいいとするかは人それぞれですから」と三品さん。それはそうです! センスの有無では片付けられません。それに、ワークショップ中にだって、センスを磨くことができますし。
【1作目】
作者のひとこと:吾亦紅(ワレモコウ)をちらちらっとさせて、全体的にふわっとコンパクトに。
千姫の感想:やわらかくて、かわいらしい雰囲気があります。
【2作目】
作者のひとこと:立体感を意識して、前へ出るように工夫しました。
千姫の感想:キリッとしていてスタイリッシュ。
【3作目】
作者のひとこと:今の自分の気持ちを表しました。情熱的な部分と冷静な部分と。
千姫の感想:実直そのものという印象を受けました。
作品には怖いくらい作者の佇まいや人となりが反映されていて、全員が納得し、にっこり。
このワークショップのスワッグは大きくてダイナミック。イメージ通りに完成したスワッグを玄関や部屋に飾って、色味の変化を眺めながら過ごす日々は喜びそのものですね。
次回のフラワーワークショップ
日時:10月22日(日)
1部13:30〜15:00 / 2部15:30〜17:00 / 3部17:30〜19:00
※3部は男性限定「Danka(男花)」。夫妻、カップルでの参加可
場所:兵庫県姫路市忍町24のシェアキッチンourhour(あわあわ)
参加費:5500円(花材費込み)
問い合わせ・予約:ourhourインスタグラムのDMから
予約は参加者の名前、電話番号、参加したい部を連絡