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抜け出すのは永瀬拓矢王座(29)か? 木村一基九段(48)か? 9月22日、王座戦五番勝負第3局

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 9月22日。神奈川県秦野市「元湯 陣屋」において第69期王座戦五番勝負第3局▲永瀬拓矢王座(29歳)-△木村一基九段(48歳)戦がおこなわれます。棋譜は公式ページをご覧ください。

 第1局は木村九段、第2局は永瀬王座。五番勝負はここまで後手番の側が勝利をあげてきました。

 両者のこれまでの対戦成績は互いに4勝4敗2千日手で五分です。

 永瀬王座の今年度成績は13勝9敗(勝率0.591)です。

 20日の将棋日本シリーズ・JTプロ公式戦では糸谷哲郎八段に勝っています。

 木村九段の今年度成績は15勝10敗(勝率0.600)です。

 18日にはABEMAトーナメント(非公式戦)決勝でチーム藤井と激闘を繰り広げました。

 20日のB級1組順位戦5回戦ではまたも藤井聡太三冠と対戦。最後は敗れましたが、さすがの粘りを見せました。

 両者とも対局日、移動日、対局日というハードスケジュールの中での戦いです。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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