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【京都】レトロ喫茶「喫茶 ソワレ」、そこは女性が美しく見える魔法のような喫茶店だった!

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。

今回は京都市内にある ”おすすめのカフェ” を紹介しましょう。有名なお店ですので「行った事ある」って方も多いかもしれませんね。

その存在を知ると、絶対に行きたくなるステキなお店です。

観光客で賑わいを見せる四条通から高瀬川沿いを少し北に進むと、レトロな雰囲気の喫茶店が見えてきます。

この店は「喫茶 ソワレ」、1948年(昭和23年)に開店した京都の名店です。

ソワレとはフランス語で「夜会」・「素敵な夜」という意味。

お店に入ると…そこは青色照明に照らされた不思議な空間が広がって、なんだか少し色っぽくてドキッとします。

この青色照明、実は「女性がきれいに見える灯り」なんだとか。お肌が白く見えるそう…。創業者の友人である染色家の上村六郎氏からアドバイスによるもの。

昭和の頃はお見合いの場として利用されることも多かったそうですよ。まるで、魔法の世界のような素敵な空間ですね。

また、店内には美人画の巨匠・東郷青児(とうごうせいじ)氏の絵が飾られています。

現在では、この喫茶店の雰囲気や味を目的に来店される方が大半ですが、今から30~40年ほど前は、この絵を目的に全国各地から来店される方が多かったそう。

二階に行くと…

その途中で展示されている食器に目を奪われます。

こちらはステンドグラスアーティスト・ひらのまりさんの作品。あまりの美しさに立ち止まってしまいます。

このレトロモダンな雰囲気がたまりません。

さて、二階は天井が高く開放感のあり、窓の向こうには高瀬川が見え、春には満開の桜でピンク色に染まるという。

青色照明に照らされた壁に見られる木彫刻は、創業者の友人である彫刻家の池野禎春氏が手掛けたもの。ブドウやひまわり、ワインの神様バッカスも彫られています。

ちなみに、ひまわりの彫刻を見つけたら階段側にある裏側も見て下さい。ひまわりの裏側も丁寧に彫られている点に驚かされます。

やっぱり特等席はココかな。

運が良くないと、なかなか座れない席です。

そして人気の「ゼリーポンチ」を注文してみました。

こちらは1978年(昭和53年)にメニューとなったそうですが、40年以上も前からあったのは驚きですね。写真映えグルメの元祖的な存在とも言えそうです。

さぁ~、「ゼリーポンチ」の到着です。

それにしても…美しい!

先ほど窓側の席が特等席と言いましたが…

奥の席もステキ。この青色の照明は「女性がきれいに見える」だけではなく、「ゼリーポンチ」も妖艶にさせているのかも。ついつい、何枚も写真を撮ってしまいます…。

ちなみに、このゼリーポンチに使用しているサイダーは1889年に発売され、100年以上変わらぬ製法で作られている優しい炭酸となります。

写真を撮り過ぎたり、見とれたり、食べるのが勿体なく感じたりしますが、出来るだけ早く飲んで食べるのがおすすめです。ゼリーの甘さや食感、全て申し分ない美味しさです。

機会があったら、ぜひ利用してみて下さい。最高の喫茶店ですよ。

喫茶 ソワレ
住所:京都市下京区 西木屋町通四条上る真町95
電話番号:075-221-0351
営業時間:13:00~19:30(LO18:30)
定休日:月曜(祝祭日の場合は翌日休)
公式ホームページ(外部リンク)
公式Instagram(外部リンク)
公式Twitter(外部リンク)
地図(外部リンク)
取材協力:喫茶 ソワレ

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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