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LGが右の長距離砲2人のホームランで勝利 プレーオフ進出に王手<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
逆転3ランのオースティン・ディーン(写真:LGツインズ/初報から差し替え)

1勝1敗で迎えた準プレーオフ第3戦はLGツインズ(公式戦3位)がKTウィズ(5位)に6-5で勝利。2勝1敗としたLGはプレーオフ進出に王手をかけた。準プレーオフは5試合3戦先勝制(アドバンテージなし)。

試合は2回表にLGが先制。KTの先発左腕のウェス・ベンジャミンから5番パク・トンウォンがレフトにソロホームランを放った。

その後両チーム共に点を取り合い、KTが3-2とリード。追うLGは5回に3番オースティン・ディーンがレフトに3ランを放ち、5-3と逆転に成功した。

LG打線は7人が左打者で右打者は2人のみ。その2人、パク・トンウォンとオースティンの長距離砲による2発がLGを勝利に導いた。

LGは今季先発として9勝の左腕ソン・ジュヨンが3回途中からロングリリーフ。5回1/3を2安打無失点。7つの三振を奪う好投で勝利投手となった。

準プレーオフ第4戦はあす9日、第3戦と同じスウォンKTウィズパークで行われる。9日の韓国は「ハングルの日」で祝日。試合は14時開始のデーゲームでの開催となる。

⇒ ポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

映像:オースティンの逆転3ラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇10月8日(火)の結果

準プレーオフ 第3戦

・KT 5 - 6 LG(スウォン)

 勝:ソン ジュヨン

 敗:ベンジャミン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「テレビ朝日の三上アナが急逝、韓国戦も実況」

テレビ朝日の三上大樹アナウンサー(38)が今月5日に病気で死去したことが8日、分かった。三上アナはプロ野球中継などを担当。国際試合でも大役を任され、昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでは日本-韓国を実況した。

また今年3月コチョクスカイドームで行われた、MLBソウルシリーズ2024エキシビションゲームのドジャース-韓国代表でも実況を務めた。

三上アナは視聴者にとって馴染みのない韓国選手について、用意された資料だけではなく自ら深く調べて特長を把握。放送担当日以外の韓国戦も現場で情報収集し、わかりやすい実況をするための準備を重ねていた。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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