【鎌ケ谷市】タケモクさんの全国的にも珍しい鎌ケ谷産の梨の木を使って作られる作品で生活に木のぬくもりを
東道野辺の住宅街にある木工スタジオ・タケモクさんには、生活の中で木のぬくもりが楽しめる一点モノが揃います。作品展でお話を聞かせていただきました。ありがとうございます。
2006年に、仲間4人で東京都江東区に木工スタジオ筍杢(タケモク)をスタートされ、2008年より、鎌ケ谷市にて新たな木工スタジオ・タケモクをスタートされました。
まな板や菜箸などの普段使いできる製品は、ナラや、チェリー、タモなど主に広葉樹を使って作られています。まな板は使っていくうちに包丁の傷などが気になってきたときは、削り直しもお願いすることができるので、愛着のある製品を長く大切に使い続けることができます。
鎌ケ谷特産の梨は、梨の季節が終わると木を剪定するそうです。役目を終えたその木材はそれまでは捨てるだけだったそうです。タケモクさんでは、その梨の木を利用して、全国でも珍しい家具や道具作りに取り組まれています。梨の木で作られたはしおきは、枝の形を活かして作られています、よく似た形はありますが、どれもそれぞれ違った形で使っていくうちにさらに味わいが増しそうです。
木育コーディネーターとして、千葉県産の木材を広める活動にも取り組まれており、千葉県産の山武杉で作られた箸は、木の色が美しく普段のお食事も気持ちよくいただけそうです。書かれている数字はサイズで、お子さんから大人までご家族で使うことができます。
2023年6月には、バターナイフ&レザートレイ作りのワークショップも開催されました。共催のワタナベ皮革工芸さんによるレザートレイは色とりどりの作品に。バターナイフは、小刀で削って木の硬さや良い香りを味わい、夢中で楽しむことが出来ました。
こちらの可愛いおもちゃ、トコトコどんぐり兄弟は、全国のおもちゃコンサルタントによって毎年選出されるグッド・トイ2018を受賞しました。前についている重りを机の端に垂らすと、どんぐりたちが大きな足でトコトコ歩き出す動きがとってもかわいいおもちゃです。小さなお子さんはもちろん、大人もその動きに癒されます。帽子の上のちょこんとした木の部分も、鎌ケ谷産の梨の木でできているそうです。
最近では、トコトコどんぐり兄弟も、100%千葉県産の木材での製作に取り組まれています。「トコトコ杉坊兄弟」と言い、千葉県産の山武杉と樫の木を使い、スロープの板も山武杉を使用されています。海も山もある千葉県の木材の魅力が、こうした形でもっと全国にも広がると素敵ですね。
2024年の干支は辰です。こちらも鎌ケ谷産の梨の木を使って作られています。毎年干支の作品を手掛けられていますが、想像上の生き物の辰は、自由にイメージを膨らませることができ、製作中も楽しんで作られたそうです。そのワクワク感が伝わる、雲の上を飛び回る辰をイメージして作られた作品は、天に向かって力強く飛びまわる姿が、お家に飾ると縁起も良さそうです。
2024年も良い年になりますように。と願いを込めて作られた作品で、良い年を迎えられそうですね。辰と一緒に飾られている花器は、道野辺小学校の桜の木を剪定した際に出た木材から作られているそうです。地元の木材を新しい形でお家でも楽しめるのは嬉しいですね。
タケモクさんでは、テーブルなどの大きな家具も依頼を受けてから一から作られます。予算からプランを相談することもできるそうです。小さなものから大きなものまで、生活の中に木のぬくもりを取り入れて、2024年も飛躍の年にしたいですね。
木工スタジオ・タケモク
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