今年度39勝7敗で勝率0.848! 藤井聡太三冠(19)再び史上最高記録に迫るペースで勝率浮上中
11月9日。藤井聡太三冠は王将戦リーグの天王山、羽生善治九段戦で勝利を飾りました。
藤井三冠の今年度成績は39勝7敗。勝率は0.848となりました。
史上最年少でタイトル三冠を保持し、さらには四冠、五冠をねらう勢いで勝ち続ける藤井三冠。トップクラスの棋士を相手にこの高勝率は、改めて驚異的というよりありません。
藤井三冠は先日放映されたNHK杯2回戦では、深浦康市九段に完敗を喫していました。
8割を超えるほどの高勝率だと、1敗するだけでぐっと数字は下がります。そこから現在は6連勝中。中原誠16世名人が1967年度、五段当時に記録した不滅の将棋史上最高勝率0.855(47勝8敗)に再び迫りつつあります。
藤井三冠が次の竜王戦七番勝負第4局、豊島将之竜王戦に勝つと40勝7敗で勝率0.851。中村太地七段が2011年度、五段当時に記録した成績にぴったり重なります。
さらに勝ち星を重ねて42勝7敗となれば勝率0.857。暫定的に中原16世名人の記録を抜くことになります。
勝率記録が確定するのは年度最終時点(3月末)で、まだまだ先の話ではありますが、その途中経過についても目が離せないところかもしれません。