ジャッジもオズーナもホームランはなかったが、ジャッジはホームランをもぎ捕り、オズーナは打点を挙げる
今シーズン、すでに30本塁打以上を記録している9人、ア・リーグの6人とナ・リーグの3人のなかに、8月26日にホームランを打った選手はいなかった。ナ・リーグ本塁打トップ(41本)の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)のように、チームの試合がなかった選手もいる。
ア・リーグ本塁打トップ(51本)のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、ホームランこそなかったものの、センターの守備でホームランになりそうな打球をもぎ捕った。さらに、捕球後にジャッジが投げたボールは、二塁手のグレイバー・トーレスを経て、一塁走者が帰塁する前に一塁手のDJ・ラメイヒューへわたり、8-4-3の併殺となった。
また、ジャッジは、9回表に打ったシングル・ヒットにより、通算1000安打に到達した。その内訳は、シングル・ヒットが520本、二塁打が167本、三塁打が5本、ホームランは308本だ。
ナ・リーグ本塁打2位(37本)のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、シングル・ヒットと二塁打により、それぞれ、シーズン95打点目と96打点目を挙げた。ナ・リーグ打点トップに並んでいた大谷に、2打点差をつけた。
この日の4打数2安打により、オズーナのシーズン打率は.305から.307に。ランキングの対象外――チームの試合数×3.1打席未満――も含め、320打席以上でオズーナの打率を上回っている選手は、ナ・リーグにはいない。ただし、打点と同じく、こちらも僅差。2番目と3番目に高いのは、打率.303のトレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)と打率.302のルイス・アライズ(サンディエゴ・パドレス)だ。
8月26日を終え、20本塁打以上の選手は、以下のとおり。
ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)は、ダブルヘッダー1試合目のホームランにより、2シーズン連続の30-30まで、あと3本塁打と3盗塁とした。ウィットJr.とチームメイトのサルバドール・ペレスは、ダブルヘッダーの2試合目に、2打席続けてホームランを打った。ソロとグランドスラムだ。
ロイヤルズは、2試合とも地区首位のクリーブランド・ガーディアンズに勝ち、その差を1.0ゲームとした。両チームは、8月27日と28日も対戦する。ロイヤルズがこの試合も勝利を収め、ガーディアンズをスウィープすると、地区首位は入れ替わる。