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驚くほど子どもが言う事を聞く!幼児~小学校低学年のキャンプには「ミッション」が効果的

いわもととしたつキャンプクリエイター/アウトドアライター
まだまだ遊びたくて泣いてしまう事もしばしば...

泊まりのキャンプに限らず、デイキャンプやピクニックなどでも「子どもが中々言うことを聞いてくれない」という悩みに直面する親御さんも多いのではないでしょうか。

キャンプに行く前日までやキャンプ場に向かうまではワクワク楽しみといった感じでも、キャンプ場に着いたら危ない遊びをしたり、ゲームをやって良いかと聞いてきたりということもあります。

実はこれ、親と子どもの認識や期待の差で起こっているのです。今回の記事では実体験を元に、子どもがキャンプを楽しめるようになる方法を紹介したいと思います。

大人と子供の違いを理解

大人には大人の、子どもには子どもの思惑があったりする【写真:写真AC】
大人には大人の、子どもには子どもの思惑があったりする【写真:写真AC】

まず、それぞれのキャンプに対しての想いを整理していきましょう。大人サイドとしては、2つの視点があります。「日々の喧騒を離れて大自然でゆっくりしたい」とか、「アウトドアで美味しいものを食べたい」など自分の欲、もう一つが「キャンプを通して家族の絆を深めたい」や「子どもに自然の良さを知ってもらいたい」という他者を含んだ希望です。

それでは子どもはどうでしょう。インストラクターを通して色々な子どもに話を聞いてみたところ、「冒険が出来ると思っていた」とか「テントが秘密基地っぽくていい」、「親が行きたがっているから」という意見がありました。

お互いの目的やキャンプに対する意識がちょっと違うという事が分かりますね。

子どももレベルに応じて参加させて

初めての薪割り(お手伝い)。これ以降、薪割ろうか?と聞いてきます。
初めての薪割り(お手伝い)。これ以降、薪割ろうか?と聞いてきます。

認識や期待の違いをそのままにしておくと、子どもは勝手に冒険を始めたり、目にした珍しいものを触ったり、遊んだりするでしょう。家庭によってキャンプをする理由はそれぞれあると思いますので、まずは参加するメンバーのやりたい事や期待する事をリーダーが把握し、何をするのか、何をしてもらうのかを整理します。

そして小さいから危ないからといって何もやらせないのではなく、きちんと子どもにも役割を持たせてください。チームとして動く事や、役割を果たすことの責任感、そして達成した積み上げが自信になって次の成功を生みます。

どうしても手が掛けられない時に「ミッション」発動!

我が家はテント設営の前にドングリや石の回収ミッションを発動します【写真:写真AC】
我が家はテント設営の前にドングリや石の回収ミッションを発動します【写真:写真AC】

しかし、どうしても大人だけが作業しないといけなかったり、大人がゆっくりする時間に逆に子どもがゆっくりしたくなかったり、空白になってしまうタイミングは出来てしまいます。

そんな時に役に立つのが「ミッション」を与える事です。例えば、ドングリや松ぼっくりを拾い集めてくるとか、キャンプ場には何か所トイレがあるのかとか、そういったレベルの物で構いません。ただし、危険の無い範囲で、大人が判断したものをやってもらいましょう。

重要なのは、キャンプ場で「やること」があるということです。ステップアップすると自然観察や社会観察、物流の仕組みを絡めるなど、難しいミッションを与えても良いかもしれません。

皆が成長するキャンプを心掛けて

出来ればデイキャンプでも目的意識を持っておきたい
出来ればデイキャンプでも目的意識を持っておきたい

たとえレジャーであってもキャンプのリーダーはみんなの要望をまとめ、全員がキャンプを通して何か学びが得られることが理想的です。特に小さい子どもは自分のやりたい事もイメージがしづらい為、ある程度は大人から気づきになるきっかけを与えてあげられると良いですね。

私の場合、ミッションをクリアした時には必ずなにか「気づき」があったかを聞いています。たとえ気づきが無かったとしても、ミッションの過程でどんなことがあったのか思い出すということが重要だったりもします。

どうしてもキャンプ中に子どもが言うことを聞かなくなる、そんな悩みをお持ちでしたらぜひ参考にしてみてください。

キャンプクリエイター/アウトドアライター

『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、子どもはもちろん大人の環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。実体験を通したキャンプの知識や雑学、マニアならではの考察についてお届けしていきます。

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