今年のパ・リーグには、2年前にMLBの同じチームでプレーし「チーム本塁打王と2位」だった2人が…
東北楽天ゴールデンイーグルスに入団したブランドン・ディクソンは、2019年のデトロイト・タイガースで、チーム最多のホームランを記録した。ちなみに、ディクソンは「Dixon」と綴る。オリックス・バファローズのブランドン・ディクソンは「Dickson」だ。
北海道日本ハムファイターズに入団したロニー・ロドリゲスは、2019年のタイガースで、ディクソンに次いで多いホームランを記録した。その差は1本だった。ちなみに、北海道日本ハムにいるもう一人のロドリゲスもドミニカンだが、こちらのファーストネームはブライアンだ。
2年前のチーム本塁打王と2位、各チームのトップ2だった30組中23組は、2人合わせて60本以上のホームランを打った。ただ、ディクソンとロドリゲスの合計は、その半数にも届かなかった。それぞれ、15本と14本、合計は29本だ。2番目に少ないマイアミ・マーリンズとサンフランシスコ・ジャイアンツのトップ2でも、合計42本ずつ。タイガースの2人より、10本以上も多い。下のリストは、トップ2の合計本塁打が上位5位のチームと下位5位のチームだ。
ディクソンとロドリゲスのアベック本塁打は、2019年5月11日の1試合だけ。この試合は、ロドリゲスが「5番・遊撃」、ディクソンは「7番・DH」として出場し、2回表に揃ってソロ本塁打。ロドリゲスは4回表にも、ソロ本塁打を打った。
もっとも、ディクソンもロドリゲスもまだ20代だ。日本プロ野球で化ける可能性もある。2019年のディクソンは、メジャーリーグの118試合とAAAの11試合で打ったホームランを足しても16本だが、ロドリゲスはメジャーリーグの84試合とAAAの44試合で、計25本塁打を記録した。
なお、2019年にタイガースでプレーし、その後、日本プロ野球へやってきた選手は、ディクソンとロドリゲスの他にも3人いる。リード・ギャレット(埼玉西武ライオンズ)とドリュー・バーヘイゲン(北海道日本ハム)に、昨シーズンは福岡ソフトバンクホークスで投げたマット・ムーア(フィラデルフィア・フィリーズ)がそうだ。今シーズン、バーヘイゲンとロドリゲスは、再びチームメイトとなる。この他、2019年のタイガースには、2011年に読売ジャイアンツで6登板のカルロス・トーレスもいた。
ムーアのように、今オフに日本プロ野球の球団を去り、メジャーリーグの球団と契約した選手については、こちらで書いた。