「生活感のない家にしたい」「ホテルのような暮らしがしたい」それって本当にそう思ってる?
「生活感がない家にしたい」と言われることが多いのですが、私はそれはなかなか難しいと思っています。
生活感がない家が難しい理由
生活感がない家が難しい理由は、今実際その家で生活をしてるからです。
そして同じように「ホテルみたいな暮らしがしたい」「モデルルームみたいな生活がしてみたい」と言われることもあります。
確かにモノが少なく清潔感がありその時は快適に過ごせますが、実際にその場所で普段の生活を行うことが可能でしょうか。
その場所で生活をしている自分が想像できるでしょうか。
大切なのは生活感がないこと!?
私は片づけの仕事を10年以上していますが、片づけに悩んでいる人の中には「生活感がない家」にしたいと思っていても、実際に生活感がない家がどういうものかよくイメージできていない人もいます。
「生活感がない」のがいいことと思っているようですが、生活をしているのだから生活感が出るのは仕方のないことで、それよりも私は日常のあらゆることがスムーズに進むことが大切なのではないかと思っています。
お客様にも「生活感のない家にしたい」と言われることがあっても、本当に今困っている問題は何なのか?を共に考えるようにしています。
白い棚やカゴを買い、家の中に存在する商品名などが大きく書かれたパッケージのモノなどは、とりあえず白い容器に詰め替えればごちゃごちゃ感は隠れます。
そういうことがいわゆる生活感を消すということだと思いますが、どこにあるかわからなかったり、使いにくかったら意味がありません。
今、自分は(我が家は)見た目のごちゃごちゃ感感だけを隠したいのか、それとも今スムーズに後片付けや家事ができていなくてその状態を解消したいのか、何を優先したいのかを考えることが大事です。
何を優先したいのかが曖昧だと「生活感」と言う言葉に振り回されてしまいます。大切なのは日々の生活が滞りなく進むことであり、生活感がないようにするのはその後の問題なのです。