夏の夜釣りに!! 簡単工作で作れる超小型で高感度な手作り電気ウキ【作って使えば楽しさ2倍!! 】
夜釣りで使う電気ウキは釣具メーカー各社から販売されていますが、小魚釣りに使える超小型で高感度な電気ウキは少なく、たいていの製品はロケット砲弾型の大きなものが多いようです。
今回は簡単な工作で作れて、ハエウキ並みに高感度で超小型の電気ウキの作り方を紹介致します。
工作と言っても使う工具はプラモデルや電子工作をする時に使う小型のニッパーのみ、接着剤で一箇所接着するだけですので誰でも簡単に作る事ができます。
用意する物
下の写真に写っている物を用意します。
写真右からプラモデルや電子工作に使う小型のニッパー、強力接着剤、小型のトウガラシウキ、LED付きリチウム電池(製品名ミライト316)、以上です。
LED付きリチウム電池(製品名ミライト316)は釣具屋さんで販売されています、ネットでも普通に購入できます。
用意する物4点をもう少し詳しく紹介していきます。
小型のニッパー
上の写真のような形のものなら大抵の物が使えます。
今回の工作では小型ウキの先端部を切るだけですので100均などで販売されているもう少し大きめの普通のニッパーでもOKですし、ペンチに付いている針金などを切る部分を使っても大丈夫です。
強力接着剤
強力接着剤と言っても色々な製品がありますが、シリコンゴムが接着できる屋外使用可能な接着剤を選びます。
今回の用途にお勧めなのは1液タイプで硬化すると透明なゴム状になる多用途接着剤と言う製品が接着剤メーカー各社から販売されていますのでこれを使います。
写真の製品はセメダインの製品ですが3Mからも同タイプの接着剤が販売されています。
小型のトウガラシウキ
上の写真のような長さが10数センチの小型で安価なトウガラシウキを用意します。
写真の製品は1個入りで百数十円の製品ですが2個入りで2〜3百円と言う製品もあります。
とにかく安価な物で充分です。
LED付きリチウム電池(製品名ミライト316)
今回の工作で要になる部品です。
ヒロミと言うメーカーから出ているミライトと言うLED付きリチウム電池です。
このミライトは大きさが数種類あるようですが、今回は一番小さなミライト316と言う製品を使います。
発光色は5色がラインナップされていて品番末尾のローマ字がそれぞれの発光色を表しています。
これだけはこの製品を購入しなければいけませんが、たいていの釣具屋さんで販売されていますしネットでも普通に購入可能な製品です。
価格はネット購入ですと2023年6月時点で送料共で1個500円前後と言ったところでしょうか。
発光色は5種類ありますが視認性や点灯持続時間の関係から赤を選ぶのが良いと思います。(LEDは発光可能な最低電圧が色ごとに若干の違いがあり赤色が最も低電圧で発光できる)
それではミライト316に付いてもう少し詳しく説明します
製品には下の写真のようなシリコンチューブ、LED付きリチウム電池、防水キャップの3つの物が入っています。
LED付きリチウム電池はスイッチ機能が付いた超小型のLED付きリチウム電池です。
LED部分を押し込むとスイッチがオンになりLEDが点灯します。
消灯するにはLED部分を引っ張ります。
このようなスイッチ機能が付いているため、一回の夜釣りで2時間ほど点灯しても10回ほどの夜釣りで使うことが出来ますので、思ったよりもコスパが良い製品です。
LED部分に付属の防水キャップを被せると水中でも使えます。
下の写真が防水キャップを被せた状態です。
この防水キャップを被せた状態でもLEDのON-OFFは可能です。
付属のシリコンゴムチューブはウキ等との接続に使います。
小魚釣り用の超小型電気ウキを作ってみよう
それでは夜の小魚釣りに便利に使える小型で高感度な電気ウキ作りに取り掛かりましょう。
先に説明しましたLED付きリチウム電池のミライト316が主要な構成部品になるのですが、これに付属のシリコンゴムチューブが用意したトウガラシウキのウキトップにピタリと入って固定できれば何の工作も必要ありません。
しかし、実際には上の写真のようにウキトップの方が細い場合が多いようです。
そこでこのウキトップとシリコンゴムチューブを接着剤で接続します。
今回の工作はこれだけです。
出来るだけ小型で低重心にするためにウキトップの棒の部分はニッパーで切り取ってしまいます。
切り取ったウキトップにシリコンゴムチューブを押し込みます。
このままでも良さそうですが、使っている最中にウキトップに押し込んだ部分が自然に外れてしまい高価なミライト316をロスしてしまうう危険があります。
よってこの部分は強固に接着してしまうのが良い方法です。
接着剤を付けて押し込むのはウキの側だけです。
接着剤を付けたらシリコンゴムチューブを押し込みます。
押し込んだら外側からも接着剤を塗っておきましょう。
こうするとより強固に接着できます。
このタイプの接着剤の硬化時間は24時間です。
接着剤の粘性が高いため垂れることはありませんので、硬化するまでは洗濯ばさみでぶら下げるなどしておいておきます。
尚、リチウム電池側は交換できるように接着剤は付けません。
このようにして自作したウキを今まで何年も使い続けてきましたが、リチウム電池側は接着せずとも一度も外れた事はありませんでした。
発光色が簡単に変更できるのも良い点です。
実際に使ってみる
使う時はウキが下の写真のようにLED部が水面に出るて立つようにオモリを調整します。
下の写真は実際の夜釣りでLEDを点灯させての見え方です。
点灯しているLEDと、それが水面に反射した2つの光となって見えます。
魚が餌を食べてアタリが出るとこの2点の光が動きます。
この2点の光の動きのお陰でほんの少しの変化でも確認できます。
例えば魚が餌をくわえて浮き上がる、いわゆる食い上がってくると、下の写真のように2点の光の間隔が離れます。
餌をくわえて潜ったり横方向に泳いだ場合では下の写真のように光の間隔が狭まります。
このように魚の挙動に対してこのウキはかなり高感度に反応します。
何よりも自作した電気ウキを使って釣りをするのは楽しいものです。
これからの暑い季節、夕涼みをしながらの夜釣りは如何でしょうか?
作って使えば楽しさ2倍です!!
最後までご覧頂きありがとうございます。
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