【行橋市】約1300年前、7世紀末に存在した寺院が眠る「行橋市指定史跡」の廃寺跡に行ってみた
行橋市とお隣り築上町の美味しいお店や人気のスポットを紹介しているDan!です。
今回は近くを通りがかったので、ちょっと気になっていた場所に立ち寄ってみました。
行橋市内から車で15分ほどの場所平尾台を見渡せる「椿市廃寺跡(つばきいちはいじあと」です。
廃寺跡(はいじあと)とは昔に建てられた寺が取り壊されてその跡地が残っている場所のことを言います。行橋市には全国的にみても有名な廃寺跡があると聞いていたので、ちょっと立ち寄ってみました。
こちら願光寺さんの境内や周りの田んぼの地下(黄色い枠の地下)に、古代の寺院が眠っています。
このお寺が建てられたのは7世紀末という事なので、もう1300年以上も前ですね。。
行橋市は昭和52年から3年間かけ4回の発掘調査を行い、この廃寺についての色々な事がわかったという事です。
このお寺の形(塔や門、講堂の配置)が6世紀末に聖徳太子によって建てられた四天王寺と同じ配置となっていたそうです。
そして大量の瓦が発見されたのですが、その瓦が当時の日本の皇居である平城宮(奈良市)の瓦と同じ型だったという事で興味深いですね。
他にも「仏像の髪の毛」や「もっかん」(紙のかわりに、文字を書く時に使っていた薄い木の板)、8・9世紀の土器などが発掘されています。
7世紀、1300年も前の生活ってどんな感じだったのでしょうか。もっと詳しく調べてみたくなりました。
平尾台下の田園の中にぽつりとあります。道が細いので注意が必要です。
興味がある方はふらりとよってみてはいかがでしょうか。
なお、発掘された椿市廃寺跡の出土品は「行橋市歴史資料館」に展示されています。
椿市廃寺跡(つばきいちはいじあと)
住所:行橋市大字福丸393
お問合せ:行橋市役所文化課
電話:0930-25-1111