まんまるドーナツ型というのは、単なる丸型よりも愛らしさを感じるのは、とても不思議。
その可愛らしい輪っかに、甘いチョコレートやココナッツ、雪のような粉砂糖の化粧を施せば、より一層魅力が溢れ出す。

そんな魅力的な形をした'パン'といえば、そう「ベーグル」だ。

ベーグルの特徴といえば、ガブリと噛み締めるとドッシリ、もっちりとした食感で、フランスパンとはちょっと違った美味しさがある。フランスパンは表面パリッと、そして少しのもっちり感。一方でベーグルは焼かなければ、モチモチとした表面に、内側も強めのもっちり感。

この独特な食感を楽しめるベーグルだが、宮城県東松島市のJR矢本駅前の「あんてなしょっぷ まちんど」で、チーズ生地がたまらなく美味しいベーグルに出会ったので、ご紹介しよう！

そのベーグルは、石巻市内にお店を構える「パスタ&カフェ 大麦小麦（ぱすた あんど かふぇ おおむぎ こむぎ）」で製造、焼き上げられたもの。毎週水曜日限定でJR矢本駅前の「あんてなしょっぷ まちんど」の店内で販売されている。石巻の人気のカフェ店のベーグルが、東松島市内で購入できるのは、かなり嬉しい！
販売されているベーグルは、チョコやはちみつ、チーズ、その他いくつか種類があるのだが、筆者が特におすすめしたいのが「チーズ&チーズ」だ。

サイズは、大人の手の平を一回りほど小さくした位。厚みは5、6センチほどで、種類によってはズッシリと重みを感じるものも。
そのまま焼かずに、かぶりつくと「どし〜ん！」と感じる、強いもっちりとした生地の弾力。
生地が反発してくるというよりも、ぐぐぐっと噛み締めれば生地は素直に沈んでいくのだが、噛み切る時にちょっと力が必要なほど。ぐっぐっという音がよく似合う、噛みごたえだ。

このチーズ&チーズベーグルは、表面のチーズだけではなく生地自体にもチーズの風味がしっかりと感じられて、そしてほんのり甘みも。なので、チーズの塩味と生地の甘みがちょうど良くて、1つでは飽き足らず、もう1つ焼いて食べてみたいなぁ！となってくるのだ。

そして、このベーグルのすごい部分は、実はこの輪っかの中にもゴロンとチーズが隠れているところ。上記の写真では、ちょうど切り口表面にチーズが顔を出していないのだが、サイコロ状のチーズが生地の中に練り込まれていて、噛んだときにサイコロチーズの存在をしっかりと感じられる量が入っている。

なんとなく、ハムを挟んでサンドイッチにしたら美味しそう！と思うところだが、是非まずはそのままの「チーズ&チーズ ベーグル」として味わってみてほしい。
焼かずにガブリと食べれば、ふふッとにやけてしまう美味しさだぞ。おすすめだ！