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女子ゴルフ日韓対決か。日本の“黄金世代”と韓国の“ミレニアム世代”がついに!!

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
昨日の公式記者会見に参加した河本結(写真提供=KLPGA)

黄金世代で盛り上がる日本女子プロゴルフ

日本女子プロゴルフ界は今、“黄金世代”で盛り上がっている。

今季はすでに河本結、勝みなみ、原英莉花、小祝さくら、浅井咲希などが優勝しており、最近は渋野日向子は大ブレイク中だ。

彼女たちはいずれも1998年〜1999年生まれだが、実は韓国でも若手が頭角を現している。

その代表格が1999年生まれのチェ・ヘジンだろう。

2017年6月に高校生アマながらKLPGAツアー初優勝を遂げ、翌7月には全米女子オープンで準優勝。2017年8月にプロ転向すると、2018年には2勝を挙げて新人王と大賞(年間MVP)にも輝いた。

今季は人気と実力を兼ね備えたスター選手の証であるKLPGA広報大使を務めることはもちろんのこと、KLPGAメジャー大会である『クリスF&C 第41回KLPGAチャンピオンシップ』も含めてすでに4勝を挙げており、文字通り、韓国女子ツアーの“顔”となっている。

(参考記事:イ・ボミやアン・シネも選ばれた「美女ゴルファー」の証!! KLPGA広報モデル10年分を大公開)

“ミレニアム世代”の台頭する韓国女子プロゴルフ

特筆すべきは、韓国ではこのチェ・ヘジンよりもさらに若い世代が台頭していることだろう。

例えば今季KLPGAツアーの国内開幕戦である『ロッテ・レンタカー女子オープン』を制したチョ・アヨンだ。国内開幕戦以降も好調を維持し続け、8月25日時点で18試合に出場した中、トップ10入りが8回。目下、賞金ランキング4位につけている。

このチョ・アヨンに負けじと4月の『ネクセン-セイントナイン・マスターズ』で優勝したのがイ・スンヨンだ。現在、賞金ランキング16位にある。

そして先週の『ハイワンリソード女子オープン』で優勝したイム・フィジョン。

3人はいずれも今季からKLPGAのレギュラーツアーにデビューしたルーキーで、2000年生まれということから、韓国では“女子ゴルフ・ミレニアム世代”と言われている。

この3人のほかにもミレニアム世代には、2014年から2016年まで韓国代表を務めて2018年にプロ転向したパク・ヒョンギョン、“第二のキム・ハヌル”と期待されるイ・ガヨンなど粒ぞろい。

日本女子ゴルフ界で “黄金世代”が話題だか、韓国では彼女たちよりもさらに若い“ミレニアム世代”が注目を集めているのだ。

日本の“黄金世代”と韓国の“ミレニアム世代”が同じ組に!!

しかも、8月9日〜11日に行われた『済州(チェジュ)サムダンス・マスターズ』では、“ミレニアム世代”よりもさらに2001年3月生まれのユ・ヘランが優勝している。韓国でも新たな才能が続々と頭角しているのだ。

注目したいのは、そんな韓国の“ミレニアム世代”と日本の“黄金世代”が競い合うことだ。

本日8月29日から韓国で行われるKLPGAツアーのメジャー大会である『ハンファ・クラシック』。前出したチェ・ヘジンや“ミレニアム世代”はもちろん、日本からも河本結、吉本ひかる、三浦桃香といった3人の“黄金世代”が出場するのだ。

主催者側もそうした話題性を意識して、本日行われる第1ラウンドで河本結はチョ・アヨン、イ・スンヨンとラウンドすることになった。韓国メディアも、「韓国ミレニアム世代のチョ・アヨンVS日本・黄金世代の河本」(『聯合ニュース』)と見出しを打って紹介した。

日本の黄金世代と韓国のミレニアム世代のラウンド。その対決の行方に熱視線が集まりそうだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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