宗像市には「宗像大社」をはじめ、たくさんの歴史ある神社やお寺があります。
いつも大勢の人が参拝する神社やお寺もあれば、中にはそうでないところもあるでしょう。
今回たずねたのはパワースポットとして有名な「光岡八幡宮」ですが、こちらも参拝者は多くないようで、ひっそりとした境内に鎮座する御神木のパワーを独り占めさせてもらいました。
国道三号線・光岡交差点からほど近い「光岡八幡宮」を案内します。

◇「光岡八幡宮」参道を歩く

国道三号線・光岡交差点から県道92号線を少し北西に進むと「光岡八幡宮」はあります。
周辺は昔ながらの集落と言ったたたずまいで、三号線沿いのにぎやかさは感じません。
歩きすすむと「神社のぼり」が見えてきました。
写真撮影をさせてもらうため、まずは入り口であいさつをし、一の鳥居をくぐります。

参道では、いきなり巨木が出迎えてくれました。

参道わきに稲荷神社がまつられていて、赤い鳥居があります。

稲荷神社の向かい側には、境内神社・天満宮もあり、あいさつをして二の鳥居に進みます。

ゆるやかな坂を進むと二の鳥居越しに社殿が見えてきました。

注連掛石（しめかけいし）の間に社殿を見ると同時に、左手にある大木の根っこに目はくぎ付けです。

この大木こそがパワースポットといわれる「御神木」とすぐにわかります。

まずは拝殿で参拝をすませて、境内を拝見しました。

◇御神木

御神木のおおしい姿に、ただただ圧倒されてしばらく立ちすくむだけです。

御神木の横にある「光岡八幡宮の大樟」の説明板に詳細がかかれています。
「宗像市の木」でもあるクスノキは大きく根をはる生命力の強い樹木として知られていますが、このクスノキは周囲が9.2m高さ28.6m樹齢は約500年で、福岡県の天然記念物に指定されている大木です。

どの角度から見上げても、全体をとらえられません。

気のせいか、静寂のなかで一味違った空気が流れているようにさえ感じます。

悪あがきはやめて、しばらく木を見上げながら、パワーをいただくことにしました。

十分にパワースポットの雰囲気をあじわって境内をはなれます。
まだ色づくのには早いのか、青々とした葉をいっぱいにつけたイチョウの大木も、駐車場入り口に立っていました。

紅葉した姿は、きっと見事だろうと想像しながら「光岡八幡宮」を後にします。

◇宗像四国東部霊場

参道横にりっぱな祠（ほこら）があり、見てみると「宗像四国東部霊場」でした。
「宗像四国霊場」は釣川をさかいに東西に分かれていて、ここは東部の三十六番・三十七番札所になるそうです。
祠の中にはたくさんの仏様が、ていねいにまつられています。

◇まとめ

宗像市のパワースポットを代表する「光岡八幡宮の御神木」を拝見して感動しました。
どんなパワーが身についたかはわかりませんが、心身がリフレッシュしたような気がします。

今回は宗像市のパワースポット「光岡八幡宮の御神木」を紹介しました。
日常をはなれてちょっとした異空間に身をおいてみるのはいかがでしょうか。