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【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part236:打ち上げをする頻度が高い 他

トリリンガルのトミ韓国語講師/YouTuber

みなさん、こんにちは~!

お待たせしました!今日もさっそく「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」をお届けしていきますよ~!

今回は韓国ドラマにもよく出てくる打ち上げのシーンやパーティーに関する不思議をピックアップしてみました^^

どんな不思議か気になりますよね?!

それでは、さっそく見ていきましょう!

「とってもゴージャス! 氷の彫刻!」

韓国ドラマって、財閥がよく登場しますよね!

財閥の会長や御曹司など、セレブな登場人物が多いこともあって、ドラマのなかには華やかなパーティーシーンもよく出てきます。

パーティー会場で、ひときわ光を放っているのが「氷の彫刻」です!

氷で出来たワシや龍が置かれているのを見たことありませんか~?

このように韓国では、パーティーに氷の彫刻を飾るのが定番なんです!

氷ならではの透明感が美しく、ライトアップされることでより幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。

氷の彫刻があるだけで、とてもラグジュアリーな空間に感じられますね!

超高層タワーマンションを舞台にした「ペントハウス」というドラマにも氷の彫刻が登場していましたよ。

住人たちはいずれもセレブということで、飾られている氷の彫刻もひときわ大きくゴージャスなものでした。

また、氷の彫刻は結婚式や婚約式の会場に飾られることも多いです。

韓国ドラマの元祖!「冬のソナタ」のなかにも、氷の彫刻がしっかりと映っているシーンがありました。

それは、チェ・ジウ演じるユジンとパク・ヨンハ演じるサンヒョクの婚約式のシーンです。

しかし、ユジンは婚約式に向かう途中で、初恋の人ジュンサンにそっくりな人物を見かけて追いかけてしまいます。

ユジンが婚約式会場に着いた時には、氷の彫刻もすっかり溶けてしまいました。

氷の彫刻の溶け具合で、どれだけの時間が経過していたのか一目で分かる演出でしたね。

ちなみに韓国には「氷の彫刻広場」という所まであるんですよ!

韓国北部の華川(ファチョン)にある氷の彫刻広場は、屋内では世界最大級の広さを誇ります。

韓国をはじめ、世界の有名建築物を象った彫刻が展示されているんですよ。

氷の彫刻は日本ではあまり馴染みのないものですが、韓国ではパーティーを豪華に演出してくれるアイテム、さらには観光名所としても親しまれているんですね!

それでは、つぎに移りましょう~!

「打ち上げをする頻度が高い!」

韓国ドラマには会食をするシーンがよく出てきますよね。

コロナの影響から、ここ数年は会食も控えられてきましたが、もともと韓国は会食や打ち上げ会が非常に多いんですね。

「打ち上げ」は、韓国語で「뒤풀이(ティプリ)」といいます。

韓国では何か一つ終わるごとに、この「뒤풀이(ティプリ)」が開かれます。

たとえば、会社なら大きなプロジェクトやイベントが終わったあとに、学校なら学期が終わるごとに打ち上げ会が必ずあります。

幼稚園でも長期の休みに入る前には打ち上げ会をするというから驚きです!

大人たちはドラマで見るように職場のみんなで会食に行き、学生たちは終業式にみんなでお菓子を用意したり、ピザやチキンなどを注文して楽しみます。

幼稚園児は好きなお菓子を持ち寄って、みんなで一緒に食べるんですよ。

また、韓国には「뒤풀이(ティプリ)」と似た言葉で「책거리(チェッコリ)」という言葉があります。

どちらも日本語では「打ち上げ」という意味になるのですが、実は微妙な違いがあります。

「뒤풀이(ティプリ)」は先ほど書いた通り、何かひとつのプロジェクトやイベント、または学期が終わったときに開く一般的な打ち上げのことを指します。

「책거리(チェッコリ)」は、ただの打ち上げではなく、教科書や学習テキストなどが一冊終わるごとに開かれる打ち上げのことを指すんですね。

たとえば、初級のテキストの学習がすべて終わったとします。

つぎからは中級のテキストの内容に入るわけですが、そのまえに「책거리(チェッコリ)」を開いて、みんなでパーティーをするんです!

この「책거리(チェッコリ)」の風習は、朝鮮時代に始まったといわれています。

今とは違い、当時は誰もが平等に学びを得るということは難しい時代でした。

本は貴重な品であり、本を読んで学ぶということが今よりもずっと特別なことだったんですね。

また、一冊の本をすべて学び終えるには、大変な時間と努力が必要とされていました。

そこで一冊学び終えるごとに、指導してくれた師匠に感謝を伝える宴の席を用意し、苦楽を共にした学友たちと喜びを分かち合ったといいます。

これが「책거리(チェッコリ)」の始まりとなったわけですね。

時代は変わり、「책거리(チェッコリ)」の形も先生と学生が一緒にお菓子を食べたり、ジュースを飲むような簡単な打ち上げに変わりましたが、そんなに古くから風習が続いているなんて驚きですね~!

いかがでしたか?

今回は、氷の彫刻と韓国ならでは打ち上げ会を紹介しました!

どちらも日本にはないものや風習なので、我々にはめずらしく感じられますよね!

日本にはない文化や風習を発見できるのも韓国ドラマの面白いところですね^^

それでは、また次回もお会いしましょう♪

韓国語講師/YouTuber

韓国語講師YouTuber 登録者12万人!|韓国語講座修了者800人以上|ハン検1級→一発合格・2次試験満点|TOPIK 6級|TOEIC 985点|史上初のTOPIK広報大使|横浜領事館パートナー|ハングルの覚えかた図鑑 著者|キム・ヒチョル팬|3児の母!

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