屈指の銘茶・静岡県の「ぬまっちゃ」が終売へ 手に入るのはあと少し ラブライブのデザイン
宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
旅行先で現地のお茶を購入することが多い筆者ですが、おすすめを聞かれれば断然「ぬまっちゃ」。富士山の麓にあり、駿河湾に面した静岡県沼津市のお茶です。
人気のお茶ですが、間もなく終売となることが発表されました。ラブライブ!(※)デザインの缶が終売ということではなく、ぬまっちゃの缶製品バージョン自体の販売が終了します。
※沼津を舞台とした人気アニメ
ぬまっちゃはどのくらいおいしい?
旅先でご当地のお茶を買うことが多い筆者ですが、おすすめは断然ぬまっちゃ。渋みがしっかりあり、家で少し高級な茶を入れた味と全く同じ。
ペットボトルはなく、缶にこだわっているのも良く、店頭で冷えやすく、飲み口が冷たいため味の感じ方が大きく変わります。
JAふじ伊豆によると、一般的な市販のお茶は、飲みやすいようにかなり渋みを取り除いてあり、全国流通のお茶と飲み比べれば違いははっきり分かるはずとのこと。
実際に、コンビニや駅の自販機で手に入るお茶とは、段違いの味の深さがあります。
富士山の先輩にあたる愛鷹(あしたか)山
沼津市の中心部から富士山を見ると、その姿を隠してしまうのが愛鷹山(標高1504m)。
観光客には少し残念な山なのですが、実は火山としては富士山の大先輩。地元では、遠足で中腹まで登るケースも多く、愛されている山です。
その麓(※)で採れたお茶を使ったのが「ぬまっちゃ」(沼津市産のお茶)。水はけと日当たりがよく、銘茶が生まれる条件を備えたエリアです。
※金岡・愛鷹・浮島地区
なぜ人気のぬまっちゃが終売に?
なぜ、沼津への観光客に定評があり、地元でももてなしに使われるぬまっちゃが終売になるのでしょうか?
これは2022年の静岡県東部のJAの合併による措置とのことでした。もともと、各JAでご当地のお茶を販売していたのが、「ふじぃーず彩々 緑茶ボトル缶」(今年6月に先行発売済み)に一本化されるとのこと。
茶葉は、富士山南麓エリア(沼津市・富士市・富士宮市)を中心としたブレンドとなるそうですが、ぬまっちゃに使われていた沼津市の茶葉もこのなかに含まれます。ただし、渋みは少し弱くなるそうです。
ぬまっちゃはいつごろまで手に入る?
JAふじ伊豆によると、ぬまっちゃは、現在までに製造された分が売り切れ次第、販売終了になるとのこと。
具体的に品切れになる時期は予想がつかないとのことでしたが、決して少なくない数量が出回っているというニュアンスでした。沼津駅南口の売店や、沼津市を中心としたファミリーマート(沼津港向かいのファミリーマートで見たことがあります)で購入できるはずです。
また、10月にJAタウンという通販ページ(こちらから、外部サイト)で、ぬまっちゃありがとうキャンペーンが始まり、売り切れまで購入が可能です。
さらに、後継商品として「ぬまっちゃ粉末緑茶」(50g入り650円)が、今日9月14日に新たに発売されます。こちらは、温かい沼津茶が楽しめ、これからの季節が楽しみです。14・15日に沼津駅北口すぐの場所で開催の「沼津地元愛物産展2024」でも購入できます(こちらから、外部サイト)。
お茶だけでなく、沼津餃子、あんかけパスタ、海鮮などローカルフードの宝庫が沼津。ぜひぬまっちゃと一緒に楽しんでみてください。
【沼津駅】ご当地B級グルメやローカルフードを全部のせ!|沼津ぎょうざからラーメンまで(とらべるじゃーな!)
あのタモリさんがヨットハーバーを利用していたのも実は沼津。沼津市でも内浦地区からは、愛鷹山の陰にならず、きれいに富士山が見えます。