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シーツは毎日洗わないといけないのか

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

私は小中高の4人の子どもと夫と、いつもキレイじゃないけど、何かあればすぐ片づく家に生息し、だれかのマネではなく、自分で暮らしの正解を選べる人を増やす活動をしています。

「本に書いていたから、毎日シーツを洗おうと頑張ったけど無理だった。」と私の生徒さんの一人が言っていました。

そこで、今日は「しなくちゃいけない」と思ったことができないことは、悪なのだろうかというお話です。

シーツを毎日洗っていない私

みなさんは、シーツを毎日洗っていますか?

私は、シーツではなく、敷パッド使用していますが、毎日洗っていません。

前回洗ったのは、いつだったかな…。

そこで果たして、私は毎日、敷パッドを洗うことができるのだろうかと考えてみると

毎朝、3つに分かれる家族のそれぞれの寝室に、敷パッドの回収に行き、
洗濯機に入れ、スイッチON!
洗濯が終わったら、干して、乾いたら、再びそれぞれの寝室へ運ぶ。


例えば、私が楽をするために、敷パッドを家族それぞれが洗濯機に入れるようにしても、
毎朝「敷パッドを洗濯機に入れて!」と家族に声をかけるのは、めんどう。


そういえば、我が家に敷パッド6枚を干すスペースなんてない。


じゃあ、毎日洗うのは1枚にして、日替わりで毎日誰かのを洗うようにしようか。
そうすると負担は少ないかもしれない。


でも、雨が降ると、簡単にリズムが崩れて、
次は誰の敷パッドを洗うのかがわからなくなってしまうだろう。

どうやら、私には無理なようです。

勝手に必要以上の感情をも持つ必要はない

そこで、私はシーツを毎日洗う、そんなすごいことをする人は、いるのだろうかと思い周りの人に聞いてみたら、なんと!何人かいました。

シーツではなくても、毎日枕カバーを洗っている人もいます。

本当にすごい!!

だけど、その感情だけでいいのです。

なんで自分はできないのだろう、どうせ私には無理だし、というような感情を持つ必要はありません。

毎日洗う人は、それが習慣となっています。もちろん、習慣になるのはすばらしいことです。

でも、自分にとって無理であれば、別にそれでも良いのです。

自分が大切にしたいことを知っているだろうか

私は、片づけを仕事にしていますが、以前に比べSNSの影響で人の暮らしが、よく見えるがゆえに、人と比べ落ち込んだり、同じようにできない自分を責めてしまう人、自信を無くす人、どうしてよいかわからなくなった人が増えてきたと感じています。

SNSや本でみつけた素敵な暮らしに憧れるのは悪いことではありませんが、

ちゃんとしなくちゃいけない、キチンとしなくちゃいけないと、勝手に思い込み、自分を追い詰め、苦しくなっていないでしょうか。

確かに、物事を習慣化することで、自信はつくでしょう。

しかし、決して、シーツ洗いを習慣化できない自分は、ダメな自分ではありません。

自分が暮らしの中で何を大切にしたいのかが分かっていれば、ずいぶん気持ちが楽になります。

例えば、シーツを毎日洗うことは絶対に無理な私。

しかし、

家族が元気なら多少は散らかってもいい。だけど、来客の時、お出かけ前など、必要な時に、サッと片づく家でありたい。

片づいていないことに、何かできないことに、メンタルをかき乱され、イライラしてばかりいる自分は嫌。せっかくなら、家族との時間を大切にしたい。

という思いがあります。

だから、キレイに整えることは最重要課題ではありません。サッと片づく家にするために、私や家族に必要なモノを常に選び、楽に収納できる方法を考えておきたいのです。

暮らしのルールは自分で作ってよい

皆さんは、日々の暮らしの中で、何を大切にしたいでしょうか。

大切にしたいモノやコト、時間を大切にするために、何かを習慣にするのが必要であれば、習慣化できるようにする必要があるでしょう。

でも、誰かが毎日シーツを洗うのがいいと言ったから、そうすることがよいのではなく、

あくまで、自分が大切にしたいモノやコト、時間が明確化されていて、そのために必要なことであれば、努力をするのが理想なのではないでしょうか。

誰かの、「こうするべき」「こうしなくちゃいけない」に振り回されて、自分の人生がきつくなるなんて、まっぴら。

自分の暮らしのルールは、自分で作らなくちゃ。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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