平成最後の開幕は、9球団が前年と異なる開幕投手。昭和最後の開幕投手のうち、9人は平成最初のマウンドへ
平成最後の開幕戦が、もうすぐ始まる。前年に続いて開幕投手を務めるのは、5年連続6度目のランディ・メッセンジャー(阪神タイガース)、2年連続5度目の菅野智之(読売ジャイアンツ)、2年連続2度目の千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス)だけ。残る9チームは、前年とは異なる投手が先発マウンドに上がる。
前年から9人が入れ替わるのは、平成最多タイ。平成25年(2013年)以来、6年ぶりのことだ。また、9人のうち、3年ぶり4度目の小川泰弘(東京ヤクルトスワローズ)と平成25~26年(2013~14年)に埼玉西武ライオンズで経験のある岸孝之(東北楽天ゴールデンイーグルス)を除く7人は、キャリア初の開幕投手。こちらは、平成20年(2008年)の8人に次いで多い。7人が初というのも、平成25年(2013年)以来だ。北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズと横浜DeNAベイスターズ対中日ドラゴンズの2試合は、初の開幕投手同士が投げ合う。それぞれ、上沢直之と山岡泰輔、今永昇太と笠原祥太郎がそうだ。
ちなみに、昭和最後の開幕戦に先発した投手12人――平成最後と違い、その時点で昭和最後になるとは決まっていなかった――のうち9人は、平成最初の開幕投手も務めた。
平成最後に続き、新元号最初の開幕戦でも先発マウンドに立つ投手は、何人いるだろうか。
なお、平成の開幕投手については、こちら(「平成の開幕投手たち」星野と涌井は9度、上原は7年連続。継続中の最長は虎のエース)でも書いた。