【渋谷区】ブラームスの小径 (こみち)昔の面影が消えゆく原宿竹下通りの大人な裏道
原宿の竹下通りと平行する小さな細路地が存在すします。通りの南側、原宿アルタの裏手で、自転車1台が通れるほどの狭い路地です。名前は『ブラームスの小径 (こみち)』で、路地にあるブラームスの胸像から名づけられました。
ヨハネス・ブラームスの胸像とフランス料理店
ブラームスの小径と名付けられた理由は路地に「ブラームスの胸像」が飾られているからです。この胸像が佇むレストランにはこの胸像を含む2体のブラームス像が贈られています。
胸像が建つ店の名前はLa BOULETTE (ラ・ブーレット)で、竹下通りとは雰囲気の違う大人が食事を楽しむお店です。ランチが1480円から、15時から17時はティータイムとなっています。
La BOULETTE (ラ・ブーレット)
公式ホームページ
東京都渋谷区神宮前1-16-3
ブラームスの銅像のタイルに残された昔の原宿
ブラームスの胸像の横を竹下通りに抜けるさらに細い路地があります。
お店が貸し切りのときは通ることのできない道で、今は塀が建ってますが、昔は塀の無いオープンテラスの席がありました。
ダイヤ型のタイルには『jarudin de LUSEINE』と書いてあります。
これは現在営業している La BOULETTEの前に営業していた店の名前で、ブラームスの銅像が贈られたのはjarudin de LUSEINEでした。以前ブラームスの小径にはウエディングドレスのお店があり、それはjarudin de LUSEINEがレストランウェディングもやっていた2号館、3号館です。
この一帯には美しい赤いレンガ造りの建物が連なっていました。赤いレンガのショーウィンドウにアンティークな白いドレスが飾られており、小径を代表する美しい風景でした。
しかし、今はウェディングの店も無くなり、平屋の店の細道はビルの谷間へと変わりました。La BOULETTEの前も高い塀で工事中です。
路地の終わりは複合ビル WITH HARAJUKUに繋がり、原宿駅の建て直しとともに近隣の建て直しも進んでいます。ブラームスの小径に接している原宿アルタは2025年2月末の閉館が決まっています。
文/撮影 渋谷ライダー通信
ブラームスの小径 (こみち)
東京都渋谷区神宮前1丁目16−3(銅像の場所)