【大阪市】体験会に1万人! 阪急初の座席指定「PRiVACE(プライベース)」予約や利用方法は?
阪急京都線の大阪梅田から京都河原町間を走行する阪急電鉄初の座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」がいよいよ、2024年7月21日(日)からスタート。
デビュー目前に開催された座席体験イベントには大阪梅田、京都河原町合わせて約1万人が参加。さらに試乗会の申し込み倍率は約40倍と、注目の高さがうかがえるサービスの予約や利用の仕方、車両のポイントをご紹介します。
PRiVACEの料金と予約方法は?
PRiVACEの料金は、区間運賃に加えて一乗車あたり500円(税込)の座席指定料が必要となります。車両内は全席指定で、立ち乗りはできません。
予約は専用サイトから。乗車日の14日前から、乗車の1分前まで予約が可能です。席の変更は同じ日付、同じ方向ならば何度でも無料で変更が可能。日付や方向が違う場合は、1回あたり170円の手数料がかかりますので、ご注意を。
お得なPRiVACEポイントも
WEB予約の場合はチケットレス。席番号は専用サイトのマイページなどから確認できます。会員登録なしでもチケットは購入できますが、会員登録をすると100円につき1ポイントのPRiVACEポイントが付与され、1ポイント1円として、次回からのPRiVACE指定席の購入に利用できます。
専用アテンダントが乗車
車両には常時1名のアテンダントが乗車し、席の確認をするため、席番号を提示する必要はありません。アテンダントは全員、ユニバーサルマナー検定を受講。荷物や車いすの介助、お客様の問い合わせ対応なども行います。
プライベートを大切にするコンセプトのもと、基本アテンダントからお客様にお声掛けすることはありませんが、適切な声かけやサポート方法を学んだプロですので、何かあれば安心して声をかけてみてくださいね。
空席があれば車内購入もOK!
空席があれば、アテンダントから直接切符を購入することも可能です。この場合は指定席番号が書かれた紙が発行されます。車内での支払いは現金か交通系ICカードのみとなります。
座席選びのポイントは?
座席は3列並びで、1名席があるのもうれしいところ。予約時に空席を確認しながら座席を選べるのもポイントが高いですね。
どの席を選んでもハズレはなさそうですが、進行方向一番前の席の前は壁。通常あるはずの雑誌ホルダーとドリンクホルダーがありません。座席選びの参考にどうぞ。
車いすスペースが隣接した座席番号9Aは、車いすおよびベビーカーを利用する方への優先座席です。このスペースを利用したい場合は、予約時に座席番号9Aを選びましょう。
未就学の子ども用のポータブルチェアも無料で貸し出ししています。対応席は4B・4Cおよび5B・5Cで、予約ページにも表示してあります。
親子で並んで座ることを想定すると、ポータブルチェアを利用できる席は2席。限られた座席数なので予約がベターです。利用する場合は、乗車した際にアテンダントにお声掛けください。
車両のオススメポイント
さて、この車両のオススメポイントも少々。外装には高級感あふれるゴールドのラインとPRiVACEのロゴ。出入口は1箇所でステンドグラスをイメージした、高級感あふれるドアが目印です。
座席の配置は2列+1列の3列で通路もゆったり。ゆったりとした座席は座面連動式リクライニング。リクライニングの際に座面も一緒に動いてフィットします。足元は前後のスペースが広く、隣に人がいても通路に出やすいのもうれしいところ。
座席に座ると、目の前にはドリンクホルダーとマガジンラック。手すりの中には収納式のテーブルもあります。
充電用のコンセントは1席に1つずつ。心も平和に過ごせそうですね。
座席頭部の横、顔の位置にある覆いには読書灯もついています。この覆いはかなり前にせり出していて、プライベート感もマシマシ。
さらに、2列席では隣の席との間にかなり大きめのパーティションが付いていて、横を気にせずリラックスできる印象です。
車内は基本通り抜け禁止なので、乗車した瞬間からゆったりとした時間を過ごすことができます。
運行区間と定員は?
PRiVACEは、特急・通勤特急・準特急にて、1時間に2〜3本が運行予定。時刻表は専用サイトから確認できます。
8両編成のうちの1車両がPRiVACEとなり、定員は1車両40名です。
いまのところは、京都線・大阪梅田から京都河原町までの運行のみ。これはこの区間の営業距離が一番長く、通勤、通学のほか観光客などさまざまな人が利用するからなのだとか。
今後は順次編成を増やし、2025年には1時間に4〜6本の頻度でサービスと提供予定です。
車内設備などの詳細は、内覧会レポートも参考にしてくださいね。
取材協力:阪急電鉄