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北朝鮮KN-25超大型ロケット弾はお尻だけ回転する

JSF軍事/生き物ライター
北朝鮮KCNAよりKN-25超大型ロケット弾

 10月12日に北朝鮮は、11日から国防展覧会「自衛2021」が開幕したことを伝えています。弾道ミサイルなど大型兵器だけで20種類以上、小火器や対戦車ミサイルなどを含めるとその数倍の種類の兵器が展示されている一大イベントです。

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 その中で超大型放射砲(アメリカ軍コードネーム:KN-25)の600mm超大型ロケット弾について驚くべき特徴が公開されていました。

 お尻の安定翼の部分だけ回転します。つまり飛行中に本体部分は回転しません。

 同じ構造はアメリカ軍の155mm誘導砲弾「M982エクスカリバー」も持っています。お尻の安定翼の部分だけが回転します。

 北朝鮮の600mm超大型ロケット弾は最後尾の折り畳み安定翼が互い違いに展開する独自の構造で、回転しないことを狙っているのかと推定していたのですが、実際には逆で安定翼の部分だけ回転する方式だったことが判明しました。

 目的としては「本体部分を回転させないため」という点では同じになります。

北朝鮮KCNAよりKN-25超大型ロケット弾を後方から(拡大)
北朝鮮KCNAよりKN-25超大型ロケット弾を後方から(拡大)

軍事/生き物ライター

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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