聞き分けのいい子の5つの特徴【現役教師が解説!】
「先生、掃除終わりました。次は何をすればいいですか?」
「はい、分かりました。すぐに直します。」
こんな返事を聞くと、教師としてほっとするんです。20年近く教壇に立ってきて、聞き分けのいい子どもたちに出会うたびに、「ああ、この子は何でもうまくできるんじゃないか」と思います。でも、正直に言うと、最初からそんな子ばかりじゃないんですよ。
みなさんのお子さんや、お近くのお子さんはどうですか? 「うちの子は全然言うこと聞かないわ...」なんて思ってるママも多いかもしれません。でも、大丈夫。聞き分けのよさって、実は少しずつ育っていくものなんです。
今日は、そんな「聞き分けのいい子」について、私が長年観察してきた特徴をお話ししたいと思います。これを読んで、「うちの子も、ちょっとずつそんな風になってきたかも」なんて気づきがあれば嬉しいです。
聞き分けのいい子の5つの特徴
1. 相手の話をしっかり聞ける子
目を見て、うなずきながら話を聞くことができます。先生が話している時はいつもまっすぐ前を向いて、時々「はい」って返事してくれる子。話を聞くだけではなく、「ちゃんと聞いてるよ」って伝えてくれています。こっちも話しやすくて助かります。コミュニケーションが上手ですよね。
2. 素直に謝れる子
自分の間違いを素直に認められることも大切です。宿題を忘れた時に「ごめんなさい。明日必ず持ってきます」ってはっきり言えるのはすごいなと思います。言い訳せずに謝れる。大人でもなかなかできないことですよね。
3. 指示を理解して行動できる子
言われたことをきちんと理解して、実行に移せる子もいます。例えば、先生が「机の中を整理しよう」って言うと、すぐに取り掛かります。しかも、「いらないプリントは捨てていいですか?」なんて確認までしてくれる。細かいところまで気が付くんですね。
4. 周りの状況を察知できる子
空気を読んで、適切に行動できる子もいます。クラスがざわついている時、自分から「みんな、静かにしよう」って言える子、とても素晴らしいなと思います。先生の気持ちを察してくれてるんでしょうね。本当に助かります。
5. ルールの意味を理解している子
なぜそのルールがあるのか、理解した上で守れる子もいるんです。ある子は、給食の時間に「なぜ"いただきます"を言うんですか?」って聞いてきました。食べ物や作ってくれた人への感謝の気持ちを表すんだと説明したら、それ以来、毎日元気よく「いただきます!」って言ってくれるようになりました。
まとめ
いかがでしたか? 「聞き分けのいい子」の特徴、なんとなくイメージできましたか?結局のところ、こういう子たちは、周りの人の気持ちを考えられるんです。そして、自分の行動が周りにどんな影響を与えるか、想像できるんですね。
でも、ここで誤解しないでほしいのは、「聞き分けのいい子」イコール「いつも言うことを聞く子」ではないということです。時には「それは違うと思います」って意見を言える子の方が、むしろ聞き分けがいいと言えるかもしれません。
ちょこっとアドバイス
大切なのは、子どもたちの気持ちをしっかり受け止めること。そして、なぜそうしなければいけないのか、ちゃんと説明すること。「だって先生が言ったから」じゃなくて、「こうすると、みんなが気持ちよく過ごせるからだよ」と伝えるのです。
子どもが言うことを聞いてくれない時は、まず「どうしてそう思うの?」って聞いてみてください。きっと、予想もしなかった理由が返ってくるかもしれません。
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