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【防災】南海トラフ地震に備える!お金をかけずに作れる「夏の防災アイテム」

川崎みさ暮らしの講師

元海上保安官で2児の母、6年前の西日本豪雨災害で被災した川崎みさです。

現在、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出されています。また、東北では台風による大雨で厳重警戒が必要なことから、日本全体で普段より一段レベルの高い災害への備えが呼びかけられています。しかし、ひと言で「備え」と言っても夏と冬で「備え方」は変わります。そこで今日は、お金をかけずに家にあるもので用意できる「夏の防災アイテム」をご紹介します。

夏の防災アイテムとは

「夏の防災アイテム」とは、500ミリの空のペットボトルに8分目まで水を入れ、冷凍庫で一晩凍らせたモノです。

1.停電時に冷蔵庫に入れて食品を守る

もし、災害が起こって停電になった場合、冷蔵庫の貴重な食べものを少しでも長持ちさせるために凍ったペットボトルを保冷剤代わりに。冷気は下に落ちる性質があるので、凍らせたペットボトルは上段に置くのがポイントです。

2.夜は枕元に置いて熱中症予防

蒸し暑い夜は、枕元に置いて涼をとります。お皿を敷いているのは、結露対策のため。昔で言う「氷柱」のようなイメージで使えます。冷凍庫にゆとりのある方は、500ミリではなく2リットルのペットボトルを凍らせると、より涼が長持ちしますよ。

3.首にあてて暑さ対策

凍らせたペットボトルを薄いハンカチで包み、首に当てれば熱中症対策に。首は皮膚から近い所に太い動脈があるので、冷やすことで効率よく体温を下げることができます。

4.保冷バックに入れて持ち運ぶ

避難所に行く場合、冷やしたい食品と一緒に保冷バックに入れれば保冷剤代わりに。もちろん普段のレジャーにも、同じように使えます。

5.溶けたら飲料水にする

水を入れて凍らせたペットボトルの魅力は、最後までムダなく使えるところ。涼を取った後に溶けてしまったら、最後は「飲料水」として使えます。

今すぐ作れる「夏の防災アイテム」

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出されている現在、熱中症警戒アラートが出るほど暑い日が続いています。空のペットボトルさえあれば、1分で「夏の防災アイテム」が準備できるので「より備えたい」と思っている方は、ぜひお試しください。

※冷凍専用でないペットボトルを凍らせると、中身が膨張し容器が変形したり、密閉性が損なわれる危険性があります。

※ペットボトルは、最低限の安全面を担保するために「使い切り」「飲み口に口をつけていない」モノをご使用ください。

最後までご一読くださりありがとうございます。
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暮らしの講師

元海上保安官で2児のママ。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックをお届けします。産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、防災・減災講座も開催。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、広島防災Jプログラムトレーナーなどの資格を保有。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。1985年生まれで広島県在住。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むことです。

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