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【GWイベント情報】5月7日(日)開催の『琉大科学実験教室』親子で楽しめお勉強にも【沖縄県宜野湾市】

ホクト地域情報発信ライター(浦添市・宜野湾市)

実験の様子
実験の様子

ご訪問ありがとうございます。保育園へ通う長女(4歳)と次女(2歳)とお出かけが趣味のホクトです。

いよいよ今週末からGWが始まります。今年は長い方で9連休、カレンダー通りの方は5連休。保育園や幼稚園がお休みの子供たちがいるご家庭では「どうやって過ごそう」が課題ではないでしょうか。今回は筆者も参加予定のGW関連イベントを紹介させて頂きます。

*琉球大学の所在地は西原町ですが、敷地自体は西原町・中城村・宜野湾市の3市町村にまたがります。そのため宜野湾市関連記事として取り扱わせて頂きます。

講師の梅田雄飛先生
講師の梅田雄飛先生

琉大の中で実際に体験できる!無料の『科学実験教室基礎コース』

琉球科学教育研究会より提供
琉球科学教育研究会より提供

【イベント情報】*定員に達した為4/30受付終了
『天然染料をつくろう』
日時:2023年5月7日(日)*予約はこちら
時間:①10:30〜12:00(幼児〜小学校低学年の部)
②13:00〜14:30 (小学校高学年〜中学生の部)
場所:琉球大学教育学部学部棟444教室
参加費:無料
持ち物:筆記用具

琉球科学教育研究会より提供
琉球科学教育研究会より提供

【イベント情報】*定員に達した為5/3受付終了
『液体窒素の科学』
日時:2023年5月5日(金)*予約はこちら
時間:①10:30〜12:00(幼児〜小学校低学年の部)
②13:00〜14:30 (小学校高学年〜中学生の部)
場所:琉球大学教育学部学部棟444教室
参加費:500円
持ち物:筆記用具、液体窒素に入れてみたいもの

教育学部棟の入口
教育学部棟の入口

実験室の様子
実験室の様子

場所は琉球大学教育学部棟。宜野湾市から車で30分圏内で附属図書館や法文棟があるエリアです。このイベントは小学生〜中学生を主な対象としていますが未就学児も参加可能。ママ友経由でお誘いを頂き長女(4歳)・次女(2歳)を連れて行ってみました。

何が始まるのかわくわくする次女
何が始まるのかわくわくする次女

中城ファームで買い付けを行った紫キャベツの色素抽出液の様子。このあと大人の力で薬品(塩酸)が投下され色の変化が。
中城ファームで買い付けを行った紫キャベツの色素抽出液の様子。このあと大人の力で薬品(塩酸)が投下され色の変化が。

掃除に使うやつ
掃除に使うやつ

筆者が伺ったのは4月開催イベント。テーマは「アントシアニンの色が変わるのはなぜ?」小難しいワードに一瞬戸惑う筆者。余談ですが筆者の化学の成績は1。追試の受けすぎで先生が号泣した黒歴史も。ポリフェノールの一種です、ブルーベリーに含まれています、と察した講師の梅田先生より説明が。要約すると抽出した色素に試薬(クエン酸・重曹)を加え、色の変化を数字で表現しよう、という実験です。

「これ何か知ってる?今朝ね、中城ファームで買ってきた紫キャベツ!だけどよく見ると違うんだ!
「これ何か知ってる?今朝ね、中城ファームで買ってきた紫キャベツ!だけどよく見ると違うんだ!

色素の抽出、無事にできて良かったです。
色素の抽出、無事にできて良かったです。

未就学児を含む幼児クラスは色水の変化を観察、小学生〜中学生クラスは本気の実験でした。筆者は子供たちと一緒に幼児クラスに参加。子供たちは初めて見るビーカーやスポイト等の実験器具に終始大興奮。

「ママーすごい!ピンク!ピンク!」
「ママーすごい!ピンク!ピンク!」

カオスな様子。
カオスな様子。

色水遊びの延長で色の変化を楽しむ結果となりました。もちろん幼児クラスで使用する溶液は直接手で触れても安全な濃度。現役の教育学部生が傍でやり方の説明やアドバイスをして下さいます。

pH値別の比較を説明する様子
pH値別の比較を説明する様子

【今回の実験のまとめ】
アントシアニンの色(青紫)の変化
クエン酸(酸性)→ピンク色
重曹(弱アルカリ性)→青色

加える溶液の濃度や量によって色の変化は様々です。女子が多かったこともあり圧倒的にピンク色の変化が人気。子供たちはこれでもか!という量のクエン酸溶液を投下していました。

小学生〜中学生部門。
小学生〜中学生部門。

梅田先生による種明かしの瞬間。
梅田先生による種明かしの瞬間。

投げ出された魚たち。
投げ出された魚たち。

小学生〜中学生の部ではpHを数値で記録し実際の色の変化と照らし合わす実験が。久々の化学でしたが筆者も勉強になりました。子供たちの学びの場としても重宝するイベントなので定期的に参加したいと思います。

『琉球科学教育研究会』って何?

講師の梅田雄飛先生
講師の梅田雄飛先生

「これからの社会を生き抜く能力」を育成する教育活動の場です。STEAM教育を通して平等に子供たちに学びの機会を、が創業理念とお話を伺いました。

先生の実験を近くで見ようと子供たちが集結。
先生の実験を近くで見ようと子供たちが集結。

これまでは「知識」を習得し、それを活用することで課題解決を目指すフォアキャスティング思考(現時点を起点に改善)に基づいた教育が広く取り組まれてきました。

つまり専門性を深めることで科学技術の発展に寄与し、よりよい社会の実現に向けて提案していくことが求められていました。しかし現在では、AIやブロックチェーン技術などのデジタル分野が急激に進展し、10年前では想像もできなかったスピードで社会が変化しています。

変革の激しいVUCA「ブーカ」時代(V: 変動性、U: 不確実性、C: 複雑性、A: 曖昧性)はすでに到来しており、未来を担う子どもたちには新しい時代に対応した能力の育成や教育環境が必要です。その答えの一つとして、あるべき姿を設定し、それを実現する手段として様々な専門分野を組み合わせるバックキャスティング思考(将来を起点とし逆算的に改善)が大切だと私たちは考えています。

私たちは、バックキャスティング思考や自らの力で課題を設定、解決策を提案、検証(実験)する能力を育成し、社会で活躍する子どもたちの育成に取り組みたいと考えています。

我々はその方法としてSTEAM教育を取り入れています。
すでに世界各国では、ヨーロッパ型、米国型など地域の文化や特徴に合わせたSTEAM教育が発展し、学校教育にも導入され未就学児からの教育も既に取り組まれています。我々は、地域や子どもに合わせたSTEAM教育プログラムの開発と提供を琉大ハカセ塾・カガク院の知見を活用させてもらいながら行っています。

この活動を通して、子どもたちが熱中しながら自身の能力を育成し、自分の得意分野で活躍できる未来の実現に貢献したいと考えています。何かに熱中したい。熱中させたい!と考えているのであれば、ぜひ我々のSTEAM教育を体験してください!
琉球科学教育研究会 科学実験教室案内より引用

【施設情報】
名 称:琉球科学教育研究会(琉球大学教育学部)
住 所:〒903-0129 沖縄県中頭郡西原町千原1
電 話: 公式インスタグラムDMより
開催日:毎月第1日曜日 教育学部棟
駐車場:あり
備考:科学と化学の使い分けはイベントに準ずる

地域情報発信ライター(浦添市・宜野湾市)

沖縄生まれ沖縄育ちのホクトです。趣味の延長でご縁を頂き、2022年にWEBライターのお仕事を始めました。登場する優秀な助手は長女(2018年)と次女(2020年)。昭和・平成・令和という家族構成のため、稀に懐かしいネタが登場することも。世代の方はぜひくすっと笑って下さい。記事を通して読者の方の「今度、ここ行こうかな」に繋がると幸いです。

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