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【姫路市】7月1日オープン! 野菜や果物、食材が輝く手づくりアイスクリーム

千姫文筆家・モデル(姫路市)

お城の近くに新しいお店を発見。大手前通りから一つ西側へ入った筋に「253 ICE CREAM」の看板がありました。253とは? どのようなフレーバーがあるの?など気になりつつ、とにかくアイスで涼を取りたい! 「こんにちは~」。

新たな「253」の始まり

笑顔のオーナーに迎えられました。華やかなフラワーの壁紙が空間に広がりを与えています。元々はオーナーの祖母が「253」という喫茶店を営んでいた場所。店名を継ぎ、残せるものは残そうとドアやドア上部のステンドグラス、ドアベルなどはそのまま利用しているのだとか。いいお話! オーナー自身が改装作業に参加、近隣の人の力も借りながら4カ月かけて完成し、7月1日にオープンしたばかり。

ドアのガラス部分は新調。レトロとモダンが融合
ドアのガラス部分は新調。レトロとモダンが融合

初代「253」のイメージカラー黄色と青色を引き継いだ内装。「253」の意味は謎のまま
初代「253」のイメージカラー黄色と青色を引き継いだ内装。「253」の意味は謎のまま

全国で食べ歩きをするほどアイスクリーム好きなオーナーが、独学でアイスづくりを究めてきました。

コンセプトは「食材を無駄にしない」

ショーケースには通常4、5種類。この日は「カスタードオレンジ」「ココナッツキウイ」「なすび」「キャラメルナッツ」「ぶどうジャスミンミルクティー」でした。フレーバーは季節や食材の入荷状況、オーナーがそのときに欲している味によって変わります。

遅い時間には売り切れてしまうフレーバーも
遅い時間には売り切れてしまうフレーバーも

千姫の心の声「アイスで『なすび』?」を察したオーナーから説明を受けました。「野菜は味や鮮度に問題がなくても色や形が悪ければ販売できませんよね。でもアイスなら大丈夫。地域の農家からそういった食材を仕入れています」と。食べ物を無駄にしないことを心がけているそうです。これまた、いいお話! そして、なすびを食する。「フルーティー。だけど、なすび!」。

フレーバー紹介のカードには「乳製品を含みます」などの文言が。食物アレルギーに配慮して記載されています。

甘味料にてんさい糖、 きび糖、 はちみつといった天然の素材を使用しているのも特徴です。「食材との相性を考えて加味しています」とオーナー。

続いて千姫は「カスタードオレンジ」と「ココナッツキウイ」を。
「カスタードオレンジ」は、ちょっぴり塩気があり、自家製マーマレードの絶妙な歯応えと相まってオリジナリティーが溢れ出ています。コーンも手づくりで、心地良い歯触り。

「カスタードオレンジ」
「カスタードオレンジ」

「ココナッツキウイ」はカップで。乳製品不使用のため、なめらかさを補うように、はちみつが入っています。みずみずしいキウイとココナッツのシャリシャリとした食感。それに、うれしい!コーンの一片が。

「ココナッツキウイ」
「ココナッツキウイ」

午後11時までの営業で、飲み会後に適した甘さ控えめのものも用意されています。実際、オーナーの両親が経営する隣りの店「停主」で飲食を済ませての来店も多いのだそう。
コーン、カップとも500円(8月からは550円)。

今後も季節や身体、食材などに思いを巡らせたフレーバーが登場しそうな予感! 

253 ICE CREAM
住所:兵庫県姫路市本町68(東行き国道2号「大手前西」交差点を北へ)
営業時間:13:00~17:00 / 20:00~23:00
定休日:月、火曜
駐車場:あり

文筆家・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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