【泉佐野市】毎回大盛況のわけとは?! 月イチ開催マーケット『まちば日和』
毎月第2日曜に開催される『まちば日和』。みなさんはもう行かれましたか?
うわさによると毎回大盛況の様子。一体どんなマーケットなの? と“マーケット好き”のわたしはいてもたってもいられず、3月13日(日曜日)に体験取材をしてきましたので次回行かれる際の参考にしてくださいね。
『まちば日和』とは、築200年の古民家“くらふとや”で毎月第2日曜、月に一度開催されるマーケット。健康・人・笑顔をコンセプトにさの町場ならではの雰囲気を味わいながら、お食事、ワークショップ、ショッピングなどをお楽しみいただけます♪
3月13日(日曜日)、お天気の心配もよそに春気が満ちる朝。車に乗り込み『まちば日和』の開催場所“くらふとや”へ向かいます。りんくう北駐車場(無料)から歩いてどのくらいの距離かな? と方向音痴のわたしは不安を抱えながら行ってみると、なんてことない歩いて5分ほどのところにありました!
(南海本線泉佐野駅から歩いて10分 地図参照)
“くらふとや”に到着! 築200年というだけあって昭和にタイムスリップしたかのような趣。
到着するやいなや目に留まった、懐かしいガチャガチャ。
開催時刻30分前の朝礼の様子。出店者とスタッフが集まってお客様に喜んでいただくための話し合いがおこなわれています。
会場入り口付近に手作りの“会場マップ”が掲示されていました。
“手書き”って温かくていいですよね。そしてこのマップ、会場の全体像をつかむのにとても便利なんです!
会場は、母屋(OMOYA)、マーケットスペース、蔵(KURA)、広場/果樹園、
そして建物向かいのキッチンカーブースに分かれ、さまざまなお店が出店されています。
まずはここでお目当てのお店をチェックしてから中に入りましょう。
マーケット入口から入ってすぐのスペースには、なにやらおしゃれすぎるお店が。
え? ここ古民家ですよね。
『帝塚山ミルメルシー』は無農薬野菜フレンチのお店。
ニュージーランド産100%牧草牛のハンバーグプレート(1400円)。有機玉ねぎと自然卵のキッシュ(600円)。ニュージーランド産牧草牛のローストビーフ(1500円)。牧草牛スジ肉のやわらかくたいてるやつ(下味、下処理済250g入り750円)。自然卵のプリン(450円)など。
これ、お店で食べたらそこそこ高いやつです 笑 昭和の雰囲気を感じながら“おしゃれフレンチ”を食すなんて、なんとも乙なものです。
新鮮な珈琲を届けたいという思いで南大阪・熊取町を拠点に焙煎機をのせた移動販売車“織の花。号”で活動されているお店。焙煎機は珈琲豆の容量だけで1kgもあるのだそう!(それだけ大きな焙煎機を搭載した移動販売車は関西初だとか?)
本日のホットコーヒー(450円)。アイスメープルオレ(550円)。無添加シロップのいちごソーダ(450円)。手作りのやさい味ミルクアイスクリーム(400円)など。
煎りたての新鮮な珈琲をもとめて、終日お客さんで大賑わい。わたしも3回並んでやっとアイスコーヒーを買うことができました。
普段はコンビニの珈琲で満足していたのですが、やはり煎りたては香りが全然ちがいますね。並んで買う価値ありですよ。
この日は“珈琲屋さんのこだわりコーヒーゼリーパフェ(650円)”を手にしている方を多くみかけました。
『焙煎と珈琲 織の花。』は“くらふとや”で金曜日だけ週一カフェをオープン。(営業日はさの町場家守舎まちばの芽の公式インスタグラム(外部リンク)で要確認。)気になる方はぜひカフェにも行ってみてくださいね。
Wi-Fi完備なので“古民家カフェ”でリモートワークもいいですよ!
珈琲屋さんのこだわりコーヒーゼリーパフェ(650円)
そういえばわたし、昔からコーヒーゼリーが好きなんですけど“珈琲屋さんのコーヒーゼリー”は食べたことがありません。食べてみたかったのですが、取材のことを考えると4回並ぶわけにはいかず、「次はぜったい食べるぞ!」と心に誓い、次のお店へ。
『林太太のお店』
肉包子(豚まん)(200円)。筍入り豚まん(200円)。台湾式炊き込みご飯(300円)。黒ごま餡まんじゅう(150円)。ちまき(300円)。
店主の林(りん)さん(左)は、なんと旅行会社の社長さん。コロナで旅行業界も不景気のため、奥様の料理のうでを生かして台湾本場の味を届けているのだそう。
会場で泉佐野市在住の台湾人の方にお話をおうかがいしたところ、「林太太のお店はとても安いし、台湾の味そのまま。日本の台湾料理は高いよ~。」とおっしゃっていました。
『M’sキンパ』
プルコギキンパ。豚キムチキンパ。ちぢみブリトー(野菜たっぷりちぢみに甘辛チキンを包んだもの)。(各350円)。
こちらの3種は晩ごはんにいただきましたが、全体的に辛さはなく子供でも食べやすい味。我が家の中学生男子がバクバク食べてました。
占い1000円(5分~10分程度)からはお値打ち!あらかじめ相談内容をまとめておくといいかも。
好きなドライフラワーでスワッグが作れるお店。出来上がっているものを買い求める方も多いそうで、自分で選ぶ楽しさをぜひ体験してほしいとスタッフの方がお話ししてくださいました。
Sサイズ→10本お好きなドライフラワーをえらんで1200円。
(ユーカリ5本まで無料)
Mサイズ→15本お好きなドライフラワーをえらんで1700円。
(ユーカリ5本まで無料)
体験ショップも盛りだくさん。
『カフェ&クラフトスペースほびっと』
ベーコン&チーズハンバーガー(850円)。ポテトとジュースがついたお得なハンバーガーセット(1000円)があり、すべてのハンバーガーにお好みでトッピングもできます。
水彩絵の具で泉州の風景を描かれている古谷寿雄(ふるやとしお)さん。わたしは国内外の方と文通をしているので、ポストカード(200円)が気になり数枚買い求めました。わたしたちの町の風景を郵便で発信できるなんて素敵なことです。お土産にもよろこばれそうですね。現在購入できるのは、この“まちば日和”のみだそうですよ。(出店につきましてはまちばの芽公式HP(外部リンク),さの町場家守舎まちばの芽インスタグラム(外部リンク)で要確認)
“憩いスペース”では、お食事や休憩などみなさんそれぞれの時間をすごされていました。
これからの季節、テントがあるのはうれしいですよね。
市役所にお勤めのあいさん。今日はアコーディオン弾きとして弾き語りを披露。
いろんなお仕事をされている方がさまざまなかたちで関わられています。
キッチンカーブースもにぎわっています。こちらの土地は近隣住民の方が貸してくださっているというから驚きです。
『ヒーローズカフェ』
『KATATEMA』
『FOOD TRUCK ON』
『ルポカフェ』
そして今回のお昼ごはんのお目当てはこれ!
海鮮パエリア&ミネストローネ(1100円)。
“憩いのスペース”でいただきます!
見てください!この海鮮のボリューム!魚介のエキスがしっかりしみわたったごはんは風味ゆたかな海の味。野菜の彩りは目にもからだにもうれしいポイントですよね。
そしてこのミネストローネ、美味しすぎます! デザートですか?と思うほど野菜があまいんです。地元で採れた新鮮な野菜の滋味あふれる味がからだにしみわたります。
ここからは母屋(OMOYA)の様子です。
『むすびMOSS』苔玉、苔テラリウム
『tree』クリスマスアロマワックスサシェづくり、小物販売
『Comichi菓子店』シフォンケーキ、焼き菓子
『英国式リフレクソロジー』
『小野鍼灸院』
昭和世代には懐かしのファミコン。現代の子供が楽しんでくれているのはうれしい!
無添加手作り石鹸専門店『オラン・ク・オラン』(1個 600円~)
こちらの石鹸、わたしはよくお土産やプレゼントに利用します。パッケージも可愛くてお肌にもやさしいので、もらった方もよろこばれますよ。少ない送料でご自宅へも届けてくださるそうですのでHPも要チェックです。
『WOOD BURNING』
ぬくもりのある木のスプーンやお箸に名入れしてくださいます。「オラン・ク・オラン」の石鹸とセットで購入すると、スプーンorお箸+名入れがなんと500円!
(単品700円。)
3月は姪っ子の誕生日なので、えらんだスプーンに名入れしていただくことにしました。
ミントの石鹸とセットで1130円でした! 世界でたったひとつのスプーンとお肌にやさしい無添加石鹸のギフトがこのお値段はお値打ちですよ。
みなさんそれぞれ楽しんでいらっしゃいました。
きれいに改装されたトイレ。トイレがきれいなのはうれしいポイント!
築200年の古民家“くらふとや”の月イチマーケット『まちば日和』はいかがでしたか?
あまりにも内容が盛りだくさんで、紹介しきれなかったお店もあり、次回はみなさんがぜひ足を運んで体験してくださいね。【次回開催日4/10(日)】お店は入れ替わりもあるそうですので気になったお店は出店の有無をHPでチェックしてからお出かけください。
また、今回はご紹介出来なかったのですが、“くらふとや”から歩いて3分のところにある『シェアキッチン厨-kuriya-』でも『まちば日和』と同時に『厨-kuriya-の第二日曜』を開催しています。こちらもお見逃しなく!
橋本代表と袋谷さんは生まれも育ちも泉佐野市。お二人は同級生なのだそう。
「さの町場が令和2年日本遺産に認定されたにも関わらず、古い家屋がどんどん取り壊されていく現状に疑問を感じていました。生まれ育った街並みを残したい。コンセプトを持って町づくりをしたいという想いから古民家を守る活動と新しいプレーヤーの発掘をしています。さの町場といえば“人が集まるこだわりを持ったお店”が多いよね!と言われるエリアにしたいんです。地域のみなさんも我々の想いを感じてくださっているのか、先月のまちば日和は寒い雨の中たくさんの方が来てくれたんです。あの時は本当にうれしかったですね!」と橋本代表は話されます。
今回体験取材をさせていただき感じたことは、この場所は人と人の垣根がないということ。
写真を撮らせてくださいという声掛けにすべての人が受け入れてくださり、それどころか今日はじめて逢った方にたくさん話しかけていただきました。
わたしが幼いころ生まれ育った環境で感じた、古き良き時代の“ご近所コミュニティ”の完成形がここにはありました。そんな雰囲気を察してか、まちば日和には毎回たくさんの人が集まります。まちば日和に行けば、きっとみなさんもだれかのご近所さんになれますよ。次回の開催は4月10日(日)。
人情味あふれるこの空間に一歩足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?