ブレーブスが勝ち、メッツとDバックスは敗れる。ポストシーズン進出はあと2チーム。脱落するのは…
9月28日、アトランタ・ブレーブスは、トラビス・ダーノーのサヨナラ本塁打により、2対1でカンザスシティ・ロイヤルズを下した。
ニューヨーク・メッツは、ヒットを2本しか打てず、ミルウォーキー・ブルワーズに0対6で敗れた。
アリゾナ・ダイヤモンドバックスも、サンディエゴ・パドレスに完封負けを喫した。0対0で迎えた9回表に、3本のホームランで5点を取られた。
ア・リーグのポストシーズン進出6チームは確定しているが、ナ・リーグは4チームしか決まっていない。現時点では、ブレーブスが88勝71敗、メッツが87勝72敗、ダイヤモンドバックスは88勝73敗。この3チームのうち、2チームがポストシーズンに進む。
ダイヤモンドバックスは、ブレーブスとメッツに、それぞれ、2勝5敗、3勝4敗と負け越している。ポストシーズン進出には、ブレーブスとメッツのうち、少なくとも一方の白星を上回る必要がある。
ダイヤモンドバックスは、9月29日に黒星を喫し、88勝でシーズンを終えた場合、同じ日にメッツが勝つと、ブレーブスが敗れても、ポストシーズンに進めないことが確定する。この時点で、メッツは88勝に到達。ブレーブスは、すでに88勝を挙げている。
9月29日に白星を挙げ、89勝でシーズンを終えた場合も、プレーオフに進めるとは限らない。89勝まで、ブレーブスはあと1勝、メッツはあと2勝だ。
ブレーブスとメッツは、9月25日と26日の試合が、ハリケーンによって順延となり、30日にダブルヘッダーが組まれた(「最後のポストシーズン進出チームは最終日の翌日に決まる!? 2試合が雨天順延になり、ダブルヘッダーに」)。
ブレーブスの先発投手は、25日がクリス・セール、26日はマックス・フリードの予定だった。彼らのうち、フリードは27日に8.2イニングを投げ、得点を許さなかったが、セールは登板していない。9月29日にポストシーズン進出が決まれば、ブレーブスは、30日のダブルヘッダーでもセールを起用せず、10月1日に行われるワイルドカード・シリーズ第1戦のマウンドに立たせるのではないだろうか。
セールは、投手三冠が確定している。奪三振率11.40は両リーグで最も高く、与四球率1.98は8番目に低い。初のサイ・ヤング賞も、手にするはずだ。