NAGOYAオートトレンド。大渋滞で「カスタムカー嫌い」を増やす祭典
●今朝の100円ニュース:i-ROAD 公道を初走行(朝日新聞)
今朝の朝日新聞では、トヨタ自動車の1人乗り小型三輪電動自動車が豊田市の公道で走り始めたと報じていた。市民などが有料で共同利用する社会実験の一環らしい。愛知県、車がつくづく好きな土地柄だなと思う。
という僕も、昨日は妻が運転する車に乗って三重県の長島にある三井アウトレットパークまで行ってきた。静岡県寄りの蒲郡市にある自宅からだと愛知県内をほぼ横断する1時間ほどのコースだ。混雑を避けるために朝9時頃に出発し、10時の開店直後に入り、1時間半ほど買い物を楽しんで帰って来た。
途中、異様な光景を目にした。伊勢湾岸自動車道という高速道路で名古屋港にかかる大きな橋の上だけが大渋滞をしていたのだ。しかも、何百台もの車が数珠つながりになっていたのは名港中央ICで降りる車線のみ。追い越し車線で通り過ぎる僕たちは何の影響も受けなかったが、どんなイベントがあるのかと気になった。
ネットで調べるとすぐに判明。ICから降りて車で5分のところにある会場で「NAGOYAオートトレンド2014」というカスタムカーのイベントがあったらしい。渋滞の中に「ヤン車」が少なくなかったのもうなずける。
悲惨なのは、埠頭などで仕事がある人たちだ。明らかにイベントには関係のないトラックなども渋滞に巻き込まれていた。
大渋滞を作ってしまうことをわかっているのに車で遊びに行く人たちの心情が僕には理解できない。自分たちも不快になるし、遊びで運転しているわけではない人たちに迷惑をかけてしまう。
途中の駅まで車で行って、電車に乗り換えればいいと思う。ちなみに、会場の「ポートメッセなごや」は、金城ふ頭駅から徒歩5分で行けるようだ。そのほうが快適かつスムーズなのは明らかだ。
NAGOYAオートトレンド事務局ははっきり言って怠慢だ。何年も続けているイベントなのだから、渋滞で周辺に迷惑をかけていることを知っているはずだ。ならば、会場の駐車場を閉鎖して電車での来訪を促すべきだろう。
現状では、「カスタムカーのイベントを開催する人も車で来訪する人も自己中心的な車バカ」という印象を持ってしまう。本当に車好きなのであれば、状況に応じて「車を使わない」判断ができるはずだと思う。