「まったくわかってはいなかった」藤井聡太棋聖、棋聖戦第2局勝利後コメント
藤井聡太棋聖「(後手番で角換わり腰掛銀の将棋となり、40手目)△8六歩で仕掛けていったんですけど。ちょっと(45手目)▲4七銀から▲4八角で受けられて。うーん、ちょっと思わしい攻め方がわからなかったです。(相手玉の反対側にと金を寄せて攻めた)基本的に自信がないと思っていたので、本譜は進んだら仕方がないかなとは思っていました。(70手目)△3七とで桂を取ってから形勢を損ねてしまって。うーん、そうですね。基本なんか、中盤はずっと苦しいのかなと思っていたんですけど。そうですね。(120手目、相手の飛車の横筋を止める)△4八歩のあたりで(相手玉に)詰めろが続きそうな形になったのかなと思いました。(113手目、自玉に王手をかけられた)▲3二金にちょっと時間がなかったので(残り2分)。本譜はなんか勝負手のつもりでやっていました。(116手目、相手玉の逃げ道をふさぐ△9七銀と打ったあたりは)まったくわかってはいなかったんですけれど、なんか(相手に飛車を取らせて)△1三玉としたので、流れとしては仕方ないのかなとは思っていました。(本局を勝って1勝1敗、第3局の意気込みは)ここまで2局、内容的にはかなり押されてしまっていると思うので、第3局以降、内容をよくして戦えるようにしたいなと思います」