「ひき肉をパックごと冷凍する」←「それやめて!!」料理人からのお願い【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「ひき肉」は好きですか?
ハンバーグ、キーマカレー、餃子など、ひき肉は私たちの食卓に欠かせない食材の1つです。そんな便利なひき肉ですが…
『少しだけ余ったから冷凍しよう』や『セールだったから買いだめして冷凍しよう』と、パックごと冷凍保存していませんか?
実はこの方法、タイトルにもある通り「やめて!」とお伝えしたい保存方法なのです。
今回の目次
- ひき肉は劣化しやすい
- ひき肉はパックごと冷凍しないで!
- ひき肉の正しい冷凍方法
- まとめ
ひき肉は劣化しやすい
今日の本題に入る前に、皆さんに知っておいて欲しいことがあります。
それは…「ひき肉は通常のお肉よりも劣化しやすい」ということです。
その理由は、「表面積」にあります。
ひき肉は細かく加工されているため、1つ1つの粒が空気に触れる面積が広がっています
その結果、酸化が進みやすく、鮮度が落ちるスピードも早くなるのです!
ひき肉はパックごと冷凍しないで!
ここで、皆さんに改めてお伝えしたいことがあります。
それは…ひき肉はパックごと冷凍しない!
一見、手軽に見えるこの方法ですが、実は「冷凍焼け」が起こるリスクが高まります。
お店で販売されているひき肉の多くには、下にドリップを吸い取るための「シート」が敷かれていることがあります。しかし…
ドリップには細菌が繁殖しやすい性質があり、シートごと冷凍すると不衛生な状態になりやすくなります。また、解凍時にはドリップが肉全体に染み渡り、「臭みの原因」になることも…!
ひき肉の正しい冷凍方法
それでは、最後に「ひき肉の正しい冷凍方法」を皆さんに伝授したいと思います。
①ひき肉を小分けにする。
→目安は100gほどが便利です。料理ごとに必要な量を考えて分けておくと、解凍時にも無駄が出ません。
②ラップでぴったり包む。
→包むときのポイントは、できるだけ平たくすること!
薄く広げることで、冷凍時の温度ムラを防ぎ、解凍もしやすくなります。
③冷凍用保存袋に入れる。
→できるだけ空気を抜いて袋の口を閉じる。
※保存期間の目安は、10日ほどです!
まとめ
- ひき肉は劣化しやすく、パックごと冷凍すると冷凍焼けや不衛生の原因に!
- 正しい冷凍方法は「小分け→ラップで平たく包む→保存袋に入れて空気を抜く」。
- 保存期間の目安は約10日。