「すき焼きの牛肉を焼く」←「どうして?」料理人の回答に…『新しい発見になった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「すき焼き」は好きですか?
特に冬になると、家族や友人と囲むすき焼きは格別ですよね!
でも、すき焼きの作り方について、こんな疑問を持ったことはありませんか?
「なんで、すき焼きの牛肉は焼くの?」と。
煮るだけじゃダメなの?と思った方もいるかもしれません。実は、この“焼く”ひと手間にはちゃんとした理由があるのです!
そこで今回は、調理師免許を持つ私が「すき焼きのお肉を焼く理由」と「その効果」について、わかりやすくお伝えします!
また、今回の内容を私の「Instagram」で発信し、感想のアンケートを取ったところ、なんと100%の方から『新しい発見になった!』との声をいただき、大好評でした!
すき焼きが好きな方は、ぜひ最後までお付き合い下さい!
今回の目次
- 焼くか、焼かないか
- 焼くことで、得られる3つのメリット
- 焼かないことで、得られるメリットもある
- まとめ
焼くか、焼かないか
皆さんは、お家ですき焼きを作るとき、お肉を「焼いてから煮る派」ですか?それとも、「そのまま煮る派」ですか?
おそらく、多くの方は「そのまま煮る派」ではないでしょうか?『どうせ煮込むから、焼いても意味がないんじゃないの?』と思う方も多いかもしれません。
実は、お肉を焼くことで得られるメリットはちゃんとあるのです!
焼くことで、得られる3つのメリット
すき焼きの牛肉を焼くことで得られるメリットは3つあると考えます。
1つ目が「旨みを閉じ込める」
→肉の表面を焼くことで、旨み成分が逃げにくくなります。その結果、煮込んだ後でもお肉自体の味がしっかりと感じられるようになるのです!
2つ目が「香ばしさをプラス」
→「焼く」という工程は、煮るだけでは得られない香ばしい風味をお肉に与えてくれます。焼き目がついたお肉は、タレの甘みや深みと絶妙にマッチし、すき焼き全体の味わいを格上げしてくれるのです!
3つ目が「野菜が牛肉の旨味を吸う」
→牛肉を焼くことで、旨みたっぷりの脂が鍋に残ります。この脂が割り下と混ざり合い、野菜や豆腐にしっかり染み込むことで、具材全体が格段に美味しくなります。煮るだけでは引き出せない、牛肉特有のコク深い味わいが、野菜や豆腐にも広がるのが焼く派ならではの魅力です!
焼かないことで、得られるメリットもある
もちろん、「そのまま煮る派」にも魅力があります!
焼く工程を省略することで、調理がシンプルになり、時間を短縮できるのは大きなメリットです。忙しい日や手軽にすき焼きを楽しみたいときには、この方法がぴったりです。
また、「焼き加減」が分からず、『焼きすぎてしまった…』という経験がある方も多いのではないでしょうか。そのため、失敗しにくい「そのまま煮る方が簡単で安心」と感じる方もいらっしゃるようです。
まとめ
正直、「焼くか、焼かないか」に正解はなく、白黒つける必要はないと思います。
しかし、焼いたことがないのに『焼いても変わらないよ』と決めつけてしまうのは、少しもったいないです。どちらも体験して、それぞれの魅力を知った上で、自分にとってのベストな方法を選んでみてくださいね!