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ヘンダーソンが14本目のホームランを打ち、両リーグ単独トップに立つ。大谷のNL単独1位は変わらず

宇根夏樹ベースボール・ライター
ガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)May 18, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月18日、ガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)は、前日に続いてホームランを打ち、シーズン本塁打を14本とした。

 前日を終えた時点で、13本塁打の選手は、ア・リーグに2人、ナ・リーグは1人。ヘンダーソン以外の2人は、5月18日に、カイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)が2打数0安打(2四球)、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は4打数0安打だった。

 ヘンダーソンは、今シーズンがメジャーリーグ3年目だ。昨シーズンは、150試合に出場し、打率.255と出塁率.325、OPS.814、28本塁打、9三塁打、29二塁打、10盗塁を記録し、満票で新人王に選ばれた。今シーズンは、43試合で打率.265と出塁率.345、OPS.927。ホームランは昨シーズンの半数に達し、三塁打と二塁打は4本ずつ打っている。盗塁は6だ。

 三塁と遊撃を守った昨シーズンと違い、今シーズンは遊撃のみ。三塁は、ジョーダン・ウエストバーグラモン・ウリーアスが守っている。

 また、今シーズン、ここまでに7本塁打以上の58人中――ア・リーグが31人、ナ・リーグは27人――ホームラン1本当たりの打数が、ヘンダーソンの12.1より少ないのは、10.9打数/本(10本)のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)だけだ。彼ら以外に13打数未満は、12.5打数/本(13本)のタッカーと12.6打数/本(12本)のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)の2人。ちなみに、大谷は、14.1打数/本(13本)だ。

筆者作成
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 ア・リーグでは、ヘンダーソンを筆頭に、15人が10本塁打以上を記録している。一方、ナ・リーグの10本塁打以上は5人。こちらは、彼らを含め、8本塁打以上が15人だ。各リーグの上位15人が5月18日に打ったホームランをそれぞれ合計すると、ア・リーグの7本――ホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)が2本と5人が各1本――に対し、ナ・リーグは0本となる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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