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アップル、2020年前半に『iPhone SE2』発売か。ただしサイズは『iPhone 8』並

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
2016年に発売されたiPhone SE。Appleより

 アップルは2020年第1四半期に低価格な『iPhone SE2』を発売する予定だと、TFインターナショナル・セキュリティーズの著名アナリスト、ミンチー・クオ氏が10月3日に発表しました。

 クオ氏の発表によると、『iPhone SE2』のフォームファクタとハードウェア仕様は『iPhone 8』とほぼ同じだということです。

 異なる部分としてプロセッサには現行の『iPhone 11』シリーズと同じA13 Bionicチップを、メモリは3GBを搭載するとみられています。

 クオ氏は『iPhone SE2』の出荷台数は、2020年内に3,000~4,000万台に達すると予測しています。

サイズが大きくなることに注意

 筆者のように手が小さい人にとって『iPhone SE2』の登場は喜ばしいことですが、気をつけなければいけない点はフォームファクタがほぼ同じ、つまり物理的な大きさが『iPhone 8』とほぼ同じだということです。

 『iPhone SE2』と聞けばあの4インチサイズのコンパクトさを思い浮かべます。しかし、『iPhone 8』とほぼ同じなのであればそれは4.7インチサイズです。

 クオ氏もこの『iPhone SE2』は現在『iPhone 6』や『iPhone 6 Plus』を使っているユーザーが対象だとしており、『iPhone SE2』は「小ささ」ではなく「価格」を重視した製品だと考えられます。

 ちなみに『iPhone SE』の発売時の価格は5万2800円からでした。5万円台の『iPhone』、けっこう売れる気がします。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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