【大阪/ミナミ】大阪名物「夫婦善哉」って知ってる?これは恋愛成就で有名な法善寺横丁グルメ
はらぺこライターの旅人間です。今回は大阪ミナミの名物グルメを紹介しましょう。観光で道頓堀を歩くなら、ココは絶対に外せないお店です。
ところで、法善寺横丁って知っていますか?
グリコサインで知られる道頓堀の戎橋から南東へ徒歩約3分、多くの人が行き交う繁華街から少し路地に入ると…古き良き浪花情緒あふれる一角があります。
風情ある石畳、線香の香りに提灯の灯り、そして苔むしたお不動さんに水を掛けて祈りをささげる人々の姿…
ここには法善寺があり、その境内にあった露店がルーツといわれている飲食店が細い路地に並んでいます。この界隈は「法善寺横丁」と呼ばれ、小説、歌謡曲の舞台にも登場する大阪の名所中の名所です。
その中でも特に有名なのが「夫婦善哉」というお店。
ちなみに、この法善寺横丁は織田作之助の小説『夫婦善哉』に登場し、森繁久彌主演で映画化され一躍有名になったと言われています。
その作中に登場する甘味処の名物 ”ぜんざい” が食べられます。
この夫婦善哉の由来は…
明治16年、浄瑠璃語りの竹本琴太夫こと「木文字重兵衛」が副業としてはじめた ”ぜんざい屋の「お福」” が始まりだとか。
そして店先には「おたやん(お多福)」の人形を据えてあったという。現在、お店に飾ってある「お福」人形は3代目だそうですよ。
では、お店に入ってみましょう。
店内は落ち着いた雰囲気で、壁には貴重な写真や資料が展示されています。
織田作之助の写真や小説『夫婦善哉』の初版などは見入ってしまいますね。
さて、注文した「夫婦善哉」がやって来ました。
注文したのは1人前ですが、2つのお椀でやってきます。これが「めおと(夫婦)」というワケ。ちょっと得した気分に感じますね。
1杯の善哉を大盛りにするより、2杯に分けた方が量があるように見えるという錯覚を利用した大阪商人らしい発想で大ヒットしたことで知られていますが…
夫婦に見立て善哉を提供するスタイルは夫婦円満、縁結び、商売繁盛など ”縁起物の善哉” として大いに喜ばれたという。
到着した善哉はアツアツで湯気が立ち、小豆の甘い香りが迫って来ます。
最高級小豆の代名詞「丹波大納言小豆」を使い、店内で丁寧に仕込んだ手作りの味は上品な甘さで食べやすい。お椀に箸をいれると小豆がいっぱい出てきますよ。
本当にメチャクチャ美味しいです!
ちなみに、「夫婦善哉」は1人前で2つのお椀で提供されますが、1人1オーダーとなりますので、この点はお間違いなく。
夫婦で食べると夫婦円満、カップルで食べると恋愛成就、一人で食べると良縁来たる。そんな風にも語られる法善寺横丁の開運グルメ。大阪ミナミの繁華街で歩き疲れたら、ここに来てホッと癒されてみては如何でしょうか。
機会があれば、ぜひ立ち寄ってみて下さい。本当におすすめですよ。
法善寺 夫婦善哉
住所:大阪市中央区難波1丁目2−10
電話番号:06-6211-6455
営業時間:10:00~22:00
定休日:なし
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