礼儀正しい子の5つの特徴【現役教師が解説!】
朝、職員室の前を通りかかったNさん。先生方が話をしていても、「失礼します」と自然に会釈をして通り過ぎていきました。その様子を見ていた他校の先生から「素晴らしい礼儀正しさですね」と声をかけられ、私は少しくすぐったい気持ちになりました。
子どもたちの中には、このように自然な形で礼儀正しい振る舞いができる子がいます。周りの人を心地よい気持ちにさせる、そんな子どもたちには、どんな特徴があるのでしょうか?
今日は、私が長年の教師生活で出会った、礼儀正しい子どもたちの心温まる特徴について解説します。
礼儀正しい子の5つの特徴
1. 自然な挨拶ができる
朝の「おはようございます」から、下校時の「さようなら」まで、場面に応じた挨拶ができます。登校時に校門で出会った保護者の方に、自分から「おはようございます」と元気よく挨拶するKくん。相手の方が思わず笑顔になりました。
2. 適切な言葉遣いができる
相手や場面によって、丁寧語と普通語を使い分けることができます。授業中に「先生、消しゴムを落としてしまいました」と丁寧に言い、休み時間には友だちと楽しく話すYさん。その自然な切り替えが素晴らしいんです。
3. 人の話をしっかり聴ける
相手の話を最後まで、目を合わせながら聴くことができます。給食の配膳の説明を聞くとき、配膳員さんの方を向いて、うなずきながら聞いているSくん。「話を聞いてもらえて嬉しい」と配膳員さんが喜んでいました。
4. 「ありがとう」「ごめんなさい」が言える
感謝の気持ちやお詫びの言葉を、適切なタイミングで伝えられます。廊下でぶつかってしまった時、すぐに「ごめんなさい」と言い、相手が「大丈夫だよ」と言うと「ありがとうございます」とお礼を言えるIさん。
5. 他者への配慮ができる
周りの人の気持ちや状況を考えて行動できます。図書館で本を借りるとき、順番を待つ列に並んで、前の人との間隔を適度に保つRくん。走り込んだりせず、いつも静かに行動しています。
まとめ
礼儀正しい子どもたちには、自然な挨拶、適切な言葉遣い、しっかりとした傾聴の姿勢、感謝と謝罪の表現力、他者への配慮という特徴があります。これらの特徴は、決して形式的なものではなく、相手を思いやる心から自然と生まれているものなんです。
礼儀正しさは、人と人とのつながりを温かく、そして心地よいものにする大切な要素です。この子たちの振る舞いは、クラスの雰囲気も明るく、優しいものにしてくれています。
ちょこっとアドバイス
子どもの礼儀正しい行動に気づいたら、「さりげない挨拶、素敵だったよ」「丁寧な言葉遣い、立派だね」と具体的に褒めてあげてください。でも、完璧を求めすぎる必要はありません。その場の空気を読んで、ちょっとはしゃいでしまうこともあっていいんです。
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