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ポストコロナの農業の方向性(下)

松平尚也農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

 ポストコロナ時代の日本農業を考えるためには、コロナ以前から始まっていた社会の課題を検討しその方向性を考えていく必要がある。なぜなら新型コロナは元々存在していた社会のひずみや格差を拡大させていると感じるからだ。国連の発表によれば、新型コロナの影響により、飢餓が拡大し今年末までに新たに1.3億人から2.5億人が飢餓状態に陥ると警告した。また欧米では、農業の基幹労働力であった外国人季節農業労働者が国境制限等で入国できなくなり、食料供給が不安定化する事態が起こっている(※3)。

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農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先:kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します)。

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