【京都市東山区】2023年1月23日清水坂に「京ゆば 三田久 清水店」がオープン!ゆばの七変化に驚き
以前にプレオープン中の「京ゆば 三田久 清水店」にお邪魔したことがあるのですが、2023年1月23日に正式オープンされたので、さっそくうかがってきました。
テイクアウトメニューも豊富なのですが、「湯葉食べくらべ専門店」と言うことで、「京ゆば食べくらべ御膳」の看板も並んでいます。
1階のテイクアウトのコーナーには椅子も設置されています。こちらでは三田久の湯葉製品も購入することができます。
冷蔵コーナーには、「汲上ゆば」・「生ゆば」・「東寺ゆば」・「ゆばちりめん」・「京の極みゆば」があります。京の極みゆばは、テレビ番組のグルメチキンレースの特別食材として開発したのですが、料理人に好評で商品化したものだと、こっそり店長さんに教えていただきました。柔らかさと滋味が両立したおいしさで、添付のたれもおいしくておすすめの逸品です。
乾燥した湯葉も販売されています。ご進物用にも使える湯葉のセットは、日持ちするのでお土産にピッタリです。筆者は平地巻の甘ゆばを初めて見たのですが、大きさにびっくりしてしまいました。戻すと生春巻きの皮や餃子の皮にもピッタリで、炭水化物が気になる方にも気軽に食べられます。
イートインにはドリンク類のほかに、京ゆばちっぷすや東寺ゆばなどもあります。ちょうど揚げたての京ゆばちっぷすを食べたのですが、「ん~! 」と言葉が出ないくらい癖のないサクサクとした食感で単体でもすごくおいしいかったです。ちょっと行儀が悪いですが、一緒に販売されている三田久ソフトをすくいながら食べるのも、甘じょっぱくて相性も抜群です。
2階のイートインスペースも、余裕を持たせたテーブル配置になっており、グループでも1人でもゆっくりできます。
ランチタイムのメニューは京ゆば食べくらべ御膳のみで、ドリンクセットかデザート・ドリンクのセットの3種類です。京ゆば食べくらべ御膳に使われている湯葉の種類が書かれています。湯葉の値段を知っているだけに、「こんなに安価で提供して大丈夫か」と思ってしまいました。
取材後、2月18日から「京ゆば和牛御膳」が追加されました。週末だけの提供ですが、湯葉だけでは物足りない人にはおすすめです。付け合わせの湯葉わさびチーズも気になります。
営業時間中に通しで提供されているカフェメニューも豊富です。ゆばちりめんドリンクセットや湯葉三種食べくらべドリンクセットなど、手軽に湯葉の食べくらべ体験ができるメニューも揃っています。
京ゆば食べくらべ御膳デザート・ドリンクのセットを注文しました。まさに湯葉づくしの御前で、すべての料理で湯葉の食感が違うのが楽しいです。
ゆば丼には惜しげもない量の生ゆばが使われており、生ゆばは柔らかいのに歯ごたえがあり、生ゆばが優しい風味なのにさらにあんかけでトロトロに仕上がっています。
東寺ゆばは油で揚げてあるのでコクがあり中に入っているゆり根や銀杏・椎茸・きくらげと合わさり、添えられた柚子がさわやかな香りを加えて風味豊かです。
下の小皿は左から汲上ゆば・京の極みゆば・小巻ゆばなのですが、左に行くほどトロトロとして柔らかく、食感で味わいが変わるのに驚きです。添えてあるワサビが湯葉とお互いを引き立てあいつつ湯葉の印象を大きく変えるので、一口目は素で食べて、2口目に薬味を加えて食べるのがおすすめです。
香の物もゆばちりめんが使われていて、青山椒の新鮮で柔らかな刺激が御膳との相性が良く、まさに名脇役といった感じです。
デザートとドリンクの黒ゴマ豆乳ブラマンジェとソイラテほうじ茶です。黒ゴマ豆乳ブラマンジェは黒ゴマの豊かな香りが口いっぱいに広がるのに、豆乳ベースなので溶けるようにすっとなくなって後味が軽やかです。ソイラテほうじ茶は運ばれてきた瞬間から香ばしい香りがして、適度な苦みはありつつも雑味がないおいしさで、これだけでも完成度が高いです。
店長さんにお話しをうかがったところ、三田久の豆乳は濃いめなのですが、それに合うようにドリンク類のほうじ茶や抹茶、コーヒーを専門家に相談して、種類や配合比率を研究したそうです。別の日にいただいたソイラテ抹茶も、フワフワの食感と芳醇な抹茶の風味でした。
湯葉の七変化だけでなく、とてもおいしいドリンクも楽しめる京ゆば 三田久 清水店にぜひ行ってみてくださいね。
【店舗情報】
京ゆば 三田久 清水店
〒605-0862 京都府京都市東山区清水4丁目150-3
営業時間:10:00~18:00(ランチタイムは11:30~15:30)
定休日:不定休
電話:075-533-7676
三田久公式サイト:https://mitakyu.co.jp/
Instagram:@mitakyu_kiyomizu