パ3球団は本塁打王の経験者が2人ずつ。東京ヤクルトは首位打者が3人。タイトル・ホルダーの分布
現在、日本プロ野球の各球団に在籍している選手のうち、本塁打王を獲得したことがあるのは11人だ。
12球団中4球団は、2人ずつ在籍。オリックス・バファローズはT-岡田と杉本裕太郎、東京ヤクルト・スワローズは山田哲人と村上宗隆、福岡ソフトバンク・ホークスは山川穂高と近藤健介、千葉ロッテ・マリーンズはネフタリ・ソトとグレゴリー・ポランコを擁している。
オリックスの2人と東京ヤクルトの2人は、現在の球団で本塁打王を獲得した。この4人は、プロ入り後、これまでに一度も移籍していない。
一方、福岡ソフトバンクと千葉ロッテは、どちらも、他球団で本塁打王と現在の球団で本塁打王が1人ずつだ。山川とソトは、今オフに移籍した。また、近藤とポランコは、昨年、初めて本塁打王を獲得した。昨年の開幕時点と現時点を比べると、両球団とも、本塁打王の経験者の在籍人数は、0人→2人ということになる。ちなみに、近藤とポランコは、どちらも、昨年が移籍1年目だった。
移籍1年目の本塁打王については、こちらで書いた。
◆「近藤健介とグレゴリー・ポランコの「移籍1年目に本塁打王」は史上何人目!?」
打撃三冠の他2タイトル、首位打者と打点王の在籍状況は、以下のとおり。
首位打者の経験者は、東京ヤクルトの3人が最も多い。
浅村栄斗(東北楽天ゴールデンイーグルス)は、計4度のタイトルのうち、埼玉西武ライオンズで打点王を2度、東北楽天で本塁打王を2度獲得している。
12球団中、阪神タイガースだけは、どの球団で獲得したかを問わず、本塁打王の経験者も、首位打者の経験者も、打点王の経験者も、擁していない。もっとも、タイトル・ホルダーであっても、現在も当時と同水準の選手とは限らない。
メジャーリーグの本塁打王の在籍状況については、こちらで書いた。