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パ3球団は本塁打王の経験者が2人ずつ。東京ヤクルトは首位打者が3人。タイトル・ホルダーの分布

宇根夏樹ベースボール・ライター
近藤健介(右から2人目)と山川穂高(右端)MAR 12, 2023(写真:CTK Photo/アフロ)

 現在、日本プロ野球の各球団に在籍している選手のうち、本塁打王を獲得したことがあるのは11人だ。

 12球団中4球団は、2人ずつ在籍。オリックス・バファローズはT-岡田杉本裕太郎、東京ヤクルト・スワローズは山田哲人村上宗隆、福岡ソフトバンク・ホークスは山川穂高近藤健介、千葉ロッテ・マリーンズはネフタリ・ソトグレゴリー・ポランコを擁している。

筆者作成
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 オリックスの2人と東京ヤクルトの2人は、現在の球団で本塁打王を獲得した。この4人は、プロ入り後、これまでに一度も移籍していない。

 一方、福岡ソフトバンクと千葉ロッテは、どちらも、他球団で本塁打王と現在の球団で本塁打王が1人ずつだ。山川とソトは、今オフに移籍した。また、近藤とポランコは、昨年、初めて本塁打王を獲得した。昨年の開幕時点と現時点を比べると、両球団とも、本塁打王の経験者の在籍人数は、0人→2人ということになる。ちなみに、近藤とポランコは、どちらも、昨年が移籍1年目だった。

 移籍1年目の本塁打王については、こちらで書いた。

「近藤健介とグレゴリー・ポランコの「移籍1年目に本塁打王」は史上何人目!?」

 打撃三冠の他2タイトル、首位打者と打点王の在籍状況は、以下のとおり。

筆者作成
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 首位打者の経験者は、東京ヤクルトの3人が最も多い。

 浅村栄斗(東北楽天ゴールデンイーグルス)は、計4度のタイトルのうち、埼玉西武ライオンズで打点王を2度、東北楽天で本塁打王を2度獲得している。

 12球団中、阪神タイガースだけは、どの球団で獲得したかを問わず、本塁打王の経験者も、首位打者の経験者も、打点王の経験者も、擁していない。もっとも、タイトル・ホルダーであっても、現在も当時と同水準の選手とは限らない。

 メジャーリーグの本塁打王の在籍状況については、こちらで書いた。

「本塁打王を2人擁するチームは、ヤンキースとブレーブスとフィリーズとカーディナルスに…メッツも!?」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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