明日ホークス戦で渡邊雄太がNBAプレシーズン戦デビューへ!「新たな第一歩として良いプレーをしたい」」
NBAメンフィス・グリズリーズの渡邊雄太が、プレシーズン2戦目となるアトランタ・ホークス戦を翌日に控えた10月4日(日本時間5日)に本拠地のフェデックス・フォーラムで行われたチーム練習に参加。練習参加後には取材に応じて5日(日本時間6日)のホークス戦に出場する方向であることを明かした。
グリズリーズのBJ・ビッカースタッフ監督は4日の練習後に「明日(5日)の試合ではユータもプレーさせるつもりだ」とプレシーズン初戦は左肩のケガで欠場した渡邊が本拠地での試合でNBAプレシーズン戦デビューを飾る予定だと発表。
渡邊も「(出場機会が巡ってくるのは試合)終盤とかになるかもしれないですけど、どんな使われ方でも、自分のやることは変わらないので、アピールできることをしっかりして、出場時間が長かろうが、短かかろうが、やれることを全力でやりたい」と意気込みを口にした。
「ディフェンスは絶対にアピールしなければいけないと思っていて、そこができないともう今後は使われなくなると思うので、そこである程度、2番(シューティングガード)、3番(スモールフォワード)、4番(パワーフォワード)とかいろんなポジションを守れるというのをコーチにアピールした上で、オフェンス面ではノーマークのスリーポイントだとかそういうシュートは確実に決めていきたいなと思います」
今夏に行われたNBAのサマーリーグで、NBAの若手選手との対戦経験はあるが、レギュラークラスの選手たちと同じ試合に立つのは初めての経験。それでも浮足立つこともなく、「すごく楽しみだというのが今の率直な気持ち。ただ、楽しみながらも、自分がやらなくてはいけないことをしっかりやらないといけない。あくまで、まだプレシーズンなので、どういう使い方をされるのかは分かりませんけど、そこで満足は当然しませんし、新たな第一歩としてしっかり良いプレーをできたらなと思います」と冷静さは失っていない。
プレシーズンの初戦を欠場する原因となった左肩の捻挫は、「(痛みは)なくはない、あるんですけど、はい。でも、全然やれるくらいの(痛みです)」と言っており、思い切りのよいプレーが期待できる。
対戦相手のホークスには、元スラムダンク王者のスーパースター、ビンス・カーターや、アジア系選手ながらNBAで一大旋風を巻き起こした台湾系米国人のジェイミー・リンが所属しており、試合の展開次第では渡邊がカーターやリンとマッチアップするシーンが見られるかもしれない。