黒と白の醤油らぁ麺が醸し出す豊かな味わい〈福岡市南区大橋〉ラーメン激戦区の中で楽しむ非豚骨な一杯
麺は、京都の有名な製麺所「麺屋棣鄂(ていがく)」謹製。モチッとした食感がたまらなく個性的で、美味しい麺を思う存分楽しめる、黒と白の2種類の「醤油らぁ麺」。西鉄大橋駅西口から徒歩で数分、ラーメン激戦区の一角に、醤油らぁ麺専門店〈らぁ麺 麦造〉がある。今から4年ほど前の2020年、もともとは長浜ラーメンだったお店を、リブランディングするカタチで「醤油らぁ麺」専門店へ、店名とともに変更し開業した。
麺とスープのそれぞれの個性を生かした連帯感
京都の有名な製麺所「麺屋棣鄂」のモチッと食感の麺がたまらなく美味しい。その麺に負けない個性的で美味しいスープが、ここ〈麦造〉にあり、麺とスープの一体感というよりも、どちらも個性的な部分があり、それぞれの個性を思う存分楽しめる。
黒と白の〈醤油らぁ麺〉をメインに提供
店内は、入って左右両サイドにカウンター席が10席ほどのシンプルな構成。お一人様やお二人様くらいがちょうどいい感じ。開業当初は「黒醤油らぁ麺」と「白醤油らぁ麺」の2種類のみという、シンプルなメニュー構成。どちらも美味しく、いつも券売機で発券の際に迷っていたので、最初の頃は、黒と白を交互に食べるローテーションになしていた。
どちらも丸鶏のほか、鶏ガラや豚骨、昆布やしいたけなどの旨みをギュッと凝縮したスープがベース。黒醤油らぁ麺には複数の濃口醤油をベースをにブレンドし、火入れの時に節や魚の煮干しから摂った出汁をプラス。醤油本来の旨みを味わいたい人にとてもおすすめしたい逸品。
絶品の「チャーシュー増し」が至福
豚バラの脂身を削ぎ落とし丁寧に処理されたチャーシューは、見た目もキレイにカットされ、整えられた美しさと、肉々しさを併せ持つジューシーな逸品。その至福の美味しさを体感していただきたいので「チャーシュー増し」を推していきたいし、おすすめしたい。また、低温調理された鶏胸もいい感じにしっとりしていて麺とスープにもとてもマッチして美味しい。
ワンタン醤油らぁ麺がすべてを満たしてくれる
美味しいスープに浸った、大きめサイズのトゥルントゥルンのワンタンがゴロゴロと入ったワンタン醤油(黒と白を選べる)は、食べ応えがあるので、お腹が空きすぎた時の最適解。ボリューム満点で、とても満足度の高い一杯なのでおすすめ。
初めて食べるなら「白醤油らぁ麺」がいい
白醤油らぁ麺は、複数の薄口醤油に白のたまり醤油と白醤油をブレンド。火入れの際に魚介の節や煮干し、干し貝柱などの出汁をプラス。白醤油は、純粋なスープの旨みを味わっていただきい。特に初めて訪麺された方にはとてもおすすめ。
シンプルな「塩らぁ麺」を昨年リリース
ベーススープに5種類の塩と鶏油で構成されたシンプルな「塩らぁ麺」。黄金色に輝く美しいスープと、細麺だけのシンプルな佇まい。そしてスープをひと口啜ると、塩と鶏の旨みが口中に広がる。合わせる棣鄂の独特な食感の麺にもしっかりと絡み、醤油らぁ麺にも負けない美味しさ。
さらに、特化型のトッピング類も個性を放つ。「とろろ100円」「ワンタン100円」「焼バラ海苔50円」「味玉(半分)50円」「わかめ50円」「全部のせ400円」とあり、特に「とろろ」と「焼バラ海苔」をプラスすると、香りと旨みの深みが増し、おすすめしたい。美味しいチャーシュー「バラ1枚100円」名物の「メンマ2本50円」のトッピングも可能だ。
新作麺も展開されて楽しみの一つに
新作の麺も続々と展開されていて、毎回話題に。こちらは昨年末あたりから展開されていた“冷と温”の二刀流、かつお昆布水の「カボスらぁ麺」。注文は温かなカボスらぁ麺に。
待つことしばしで着丼のソレは、美味しさは折り紙付きのお店だから、トロミのある柔かなスープと「棣顎」の麺がよく絡む抜群の相性で、そこにカボスの爽やかさが加わった独特な味わいを醸し出す一杯だった。
こちらは昨年の夏に提供された、薬味野菜たっぷりな夏限定の「冷やし白醤油らぁ麺」。薬味と野菜がボリューミーな、シャキッとサッパリな食感と、冷や冷やの白醤油のスープが、ピタッとハマる相乗効果を発揮した一杯は、モチッと引き締まった細麺との両者と絡み相性もたまらなく美味しかった。塩味の尖りも最後まで飽きず、大変美味しくいただきました。
最寄りの駅は、西鉄天神大牟田線「大橋駅」の西口より徒歩2分ほど。福岡市の副都心の「大橋」エリア。好立地で訪れやすい場所なので、福岡市南区の大橋周辺にお越しの際は、ぜひ一度お立ち寄りください。
住所 :福岡県福岡市南区大橋1丁目16-17 [地図]
営業時間:11時00分〜15時00分 17時30分〜20時00分(平日)
:11時00分〜16時00分(土日祝)
定休日 :不定休
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり